私は誰の子?育ての母と産みの母について・・・ 家族のトラブル
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その事実とは

母親の所の名が見ず知らずの女性だったのです。

一瞬顔に血が上るのを感じ
その後、急いで箱だけ元の位置にそっと戻し、
中身だけを自分のカバンに入れて家に持って帰り、隅から隅まで読んでみると・・・

 

自分は母の実の娘ではなく、
父の愛人が生んだ子どもだったことがそこにはハッキリと記されていました。

多恵子さんは悩みます。

今まで、自分が本当の子どもじゃないような素振りを一切見せたことがなかった母。

毎年旅行に行き、家族で過ごした楽しい思い出をたくさん作ってくれた両親が、
自分の両親であることには変わりありません。
このことは、自分だけの胸にしまっておこうと一度は決めて、
全てのものを元にあった場所に戻しました。

しかし母子手帳から実の母の年齢を計算すると、母はもう、75歳。
どこで、誰と何をしているのかが猛烈に気になるようになりました。
その日からというもの、多恵子さんは実の母に対する想いが
どんどん強くなっていくのを感じたそうです。

 

多恵子さんがとった行動

夫の仕事の都合で、半年後にはスペインへの移住が決まっている多恵子さんは、
実母の年齢を考えても日本にいるうちに会うチャンスは今しかないと考え、
探偵事務所に所在調査の相談をしました。

もし、見つかったとしても実母の気持ちを最優先に動くことを説明されましたが、
自分にも娘がいる立場として、実母がいままでどんな気持ちで
過ごしてきたのかを考えると、胸が張り裂けるような想いになったと言います。

「お金はいくらかかっても良いので、探してください」

多恵子さんはどれだけ日数がかかってもいいから、どうしても一目会いたいと言います。

育ての親にはもちろん感謝していると語り、このことを打ち明けるつもりはないそうです。

自分の出生の秘密を大人になってから急に知った場合、あなたなら、どうしますか?

(2017.09.20)

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