もっと人から必要とされたい。だから●●をすることを選んだ男性の真意とは? 家族のトラブル
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不可解な置手紙を残して姿を消した豊さん

「今年の夏休みは旅行に行ってくる」
そう両親に伝え、夏休みも実家に帰らなかった豊さん。

夏休みが3日しかないと聞いていたので、
豊さんの両親はとくに行き先を詳しく聞くこともなかったそう。

しかし、夏休みが終わって、会社から「出勤していない」と連絡をもらい、
豊さんのアパートを訪ねると、財布、通帳、カード類や保険証と一緒に

「各位、ご迷惑をおかけします。前から決めていました。全ての人々に感謝しています」

という置手紙がおいてありました。

すぐに警察に相談し、捜索願を提出。
置いてあった通帳を記帳したところ、夏休みが終わる前日に
2万円ほど引き出した履歴があり、残高はまだまだ残っていたそう。

孤独に不安。探してほしくて失踪

置手紙の内容から、命の危険も感じた両親は、すぐに探偵に調査を依頼。
部屋をくまなく調べたところ、スマホと免許証を持っていった形跡がありました。
すぐに追跡を開始。
その結果、レンタカーを乗り捨てで借りていることが分かり、
その付近をさらに探し進めました。

すると、その付近の森林公園のベンチで寝ている豊さんを発見。
両親が迎えに行くと、豊さんはただじっと下を向き、何度も謝り泣いていたと言います。

落ち着いてから両親が話を聞いてみたところ、
彼女もできず、親友にも差を付けられていると勝手に思い込み、
孤独に押しつぶされそうな日々を過ごしているうちに、
消えてしまいたいと思うようになったそうです。

置手紙を書いたのも、
もしかしたら、いなくなったことに誰も気が付いてくれないのではないか
という恐怖からだったそうです。

一度はそのまま本当にどこかに行ってしまおうと思ったそうですが、
みつけてもらった時は、なぜかほっとして涙が止まらなかったと言っていました。

仕事を辞めて、実家に帰った豊さんですが、
その後、しばらくして豊さんは海外に留学を決めたそう。

一人知らない土地に行くことをあえて選び、
今までの自分から変わりたいと言っていたそうです。

新しい世界で、自分自身と向き合い、
たくさんの出会いと経験をすることによって
豊さんがさらに羽ばたける場所を見つけられるといいですね。

(2017.10.26)

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