繰り返される未成年の家出はただの親不孝?その根深い理由とは? 家族のトラブル
  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE

行先を告げずに出かけるのは家出?

誠也さんの初めての家出は中学3年生の夏休みでした。
行先も告げずに出かけて行くのはいつものことでしたが、
いつも夜ご飯の時間には帰ってきていたのに、何時になっても誠也さんは帰宅しませんでした。
結局、終電の時間が過ぎでも連絡はなく、真希さんは警察に届け出。
一晩中探し回ったと言います。
しかし次の日の夕方、誠也さんはしれっと帰宅。
どこに行っていたのかを聞いても「うるせえ!」としか答えなかったと言います。

真希さんはそんな誠也さんを心配し、
時々誠也さんの部屋や持ち物を調べていたと言います。
出かけた誠也さんをこっそり尾行したこともあったそう。

高校に進学する頃には、誠也さんは勝手に部屋に鍵をつけていたと言います。
そして、家出も頻繁に繰り返されるようになっていたそう。
真希さんはその度に警察に届け、見つかるまで探し回りました。

家出の真相が明らかに

頻繁に家出を繰り返していた頃、誠也さんがまた家出をしたそう。
繰り返される家出と、息子との関係に悩んでいた真希さんは、
「またか・・・」という思いと、半ば呆れた気持ちもあって、
この時はもう警察に届けなかったと言います。

すると、いつもはどんなに長くても3日程度で帰って来ていた誠也さんが、
4日を過ぎても帰って来ないではありませんか。
真希さんは、慌てて警察に連絡し、探偵にも家出捜査を依頼しました。

そして1週間後、誠也さんは無事に見つかりました。
深夜はファミレスなどで時間をつぶし、
昼間は漫画喫茶やカラオケに行って寝ていたと言います。

どうしても帰りたくないという誠也さんと、何年かぶりに面と向かって話をしたという真希さん。
誠也さんは、真希さんが過干渉なことが疎ましく、
いつまでも子ども扱いされることが嫌だったと言います。
さらに、いちいち家出だと騒がれることもストレスだと・・・。

心配の一心でそんなつもりは全くなかった真希さん。
嫌な思いをさせていたと誠也さんに謝り、家へ帰ろうと説得。
どうにか家に連れて帰ることが出来たそう。

思春期で多感な時期の誠也さんにとって、
真希さんの母心はもしかしたら、重荷に感じるものだったのかもしれません・・・。
子供が家出を繰り返す場合、家にいることが苦痛であったり、
家に居場所がないと感じていることが多いとか。

今後、誠也さんの家出を繰り返させないために、
真希さんは母親として、できる限り努力したいと言っていました。
きちんと話をして、親子として分かり合えるといいのですが・・・。

(2018.01.22)

  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE
人気記事ランキング
注目タグ
Twitter
Facebook