本当に誰も何も知らないの?息子の行方
警察に届け出てはみたものの、武仁さんが普段から深夜に遊んでいたことや、
昔の補導歴から
「仲間のところに遊びに行っている可能性はないか?」
「すぐに帰ってくるかもしれない」
等の理由で、警察はすぐに動いてはくれなかったそうです。
真子さんは、自分や夫の実家、親戚の家をはじめ、彼女、
知りうる限りの武仁さんの友達に連絡をしてみたと言います。
しかし、誰も武仁さんの居場所を知っている人はいませんでした。
どうしていいか途方に暮れていた時、武仁さんの彼女が家を訪ねてきました。
彼女は、武仁さんが友達と金銭トラブルがあったことや、
それが原因で最近揉めていたこと、
身ぐるみをはがされて山奥に捨てられた武仁さんを
迎えに行ったこともあったと話してくれました。
彼女は泣きながら
「武仁が誰にも言うなと言ったので、
お母さんから電話が来た時も嘘をついてしまった。」と、言っていたそう。
逃げるしかなかった?理不尽な金銭トラブル
もう一度警察に届けてみたものの、その「友達」が誰なのか分からないことや、
証拠が全くないことで、警察に捜査を進めてもらうことはできませんでした。
命の危険もあるかもしれないと感じた真子さんは、
そのまま探偵事務所に緊急で人探しを依頼したと言います。
何か準備をして家を出た様子もなく、着の身着のまま、
ふらっといなくなってしまった武仁さんが見つかったのはそれから1週間後でした。
武仁さんは、トラブルのあった友達のたまり場に
連れていかれそうになったところを逃げ出し、鈍行の電車を乗り継ぎ、
深夜はファミレスなどで時間をつぶしながら遠くへ遠くへと逃げていました。
武仁さんは、友達が新車で購入したばかりの車にかすり傷をつけてしまい、修理費に100万円を要求されていたそうです。
そして、払うと約束した動画を撮影され、修理をしてからも、それをもとにゆすられていたようでした。
真子さんは、このことを警察に届け出。
事実確認をしてもらいましたが、相手は否定したそうでした。
武仁さんは、職場の親方に謝り、
もうたまり場にはいかないことを約束したと言います。
そしてその後、武仁さんがお金を要求されることはなくなったようでした。
この一件以来、真子さんと武仁さんは以前よりも連絡を取り合うようになったとか。
今回は、大事に至らず雨降って地固まった結果になりましたが、
今後このようなことが起こらないように、
トラブルに巻き込まれそうな所へは出かけないようにしたいと反省をしているようでした。
(2018.02.16)