大切に育ててきた出来のいい息子が家庭内暴力!その行く末は? 家族のトラブル
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そして始まった家庭内暴力

紀子さんに向けて、コップを投げつけたその日から、
勇樹さんの紀子さんに対する家庭内暴力が始まりました。
お弁当に嫌いなおかずが入っていた、テレビの録画ができていなかった、
欲しいゲームを買うお金を渡すことを渋った……など、暴力の理由は様々でした。
紀子さんは、夫にも相談しようか悩みましたが、
夫の前では暴力を振るわないことや
せっかく学校に行き始めた勇樹さんを刺激するのはよくないと思い、
なにより「また前のようにいい子に戻ってくれる」と
信じて夫への相談はしないでいました。
しかし、勇樹さんの家庭内暴力はエスカレート。
暴力を受けていることは夫に気づかれ、病院や施設にも相談に行くようになりました。

勇樹さんは一歩家から外へ出ると、暴力を振るうようなそぶりは一切見せていないようでした。
そして、どうにか学校を卒業。大学への進学は家族でも話し合い、
今の状態では難しいと一旦は諦めることに。

そして家から出る息子

学校を卒業しても、勇樹さんの家庭内暴力は相変わらずでした。
そしてある日、「お前たちと一緒にいるとだめになるから一人暮らしをさせろ」と言ってきました。
このままでは殺されるかも……
身の危険を感じていた紀子さんは夫と相談して、家から近いところに一人暮らしをさせることに。
家賃、生活費全てを仕送りしてしました。

一人暮らしを始めてから10か月は何もしていなかったようですが、
その後、バイトを始めたとメールで報告を受けました。
しかし、その2か月後、バイト先から「無断欠勤が続いている」との連絡が……。
急いで家に行ってみると「生まれてこなければよかった。もう何もしたくありません」との
書置きがありました。

紀子さんは最悪の事態も考え、すぐに警察に届け出をして探偵に人探しを依頼しました。
家の中からは、一冊のノートがみつかり、
そこには今までの後悔と、これからやりたいことなどが無造作に殴り書きされていました。
銀行口座からは大きな額の引き出しはなかったので、遠くへ行っている可能性は低いと考え、
そのノートに書かれていることをヒントにして調査を開始することに。
途中、ATMからお金が引き落とされたことで、行動範囲がぐっと絞られ、
その数日後に勇樹さんを発見することが出来ました。

勇樹さんは行けるところまで遠くに行こうとしていたそうです。
迎えにいった紀子さん夫婦をみた勇樹さんは、
最初は逃げようと抵抗していましたが、最終的には泣き始め、
一緒に帰ることを素直に承諾したそうです。
勇樹さんは「どこか、施設に入りたい」と言っているそうで、
勇樹さんの気持ちを尊重しながら、どうしていくのがベストなのか、
親子で話し合いたいと紀子さんは言っていました。

勇樹さんが自信を取り戻し、本当の意味で立ち直ってくれる日が
早く訪れるといいですね。

(2018.08.27)

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