頑なに離婚を拒む夫
絢子さんは哲哉さんに連絡を取り、事情を話して「離婚をしてほしい」とお願いしましたが、
妊娠を知った哲哉さんは逆上し「絶対に離婚はしない」とさらに頑なになってしまいました。
絢子さんが「だったら、今までの婚姻費用と養育費、ちゃんと払ってほしい」と言うと、
それにはだんまりを決め込み、なにも答えず、話は一歩も前に進みませんでした。
そして、絢子さんは進さんの子どもを出産、
翌年には年子で進さんとの2人目の子どもも出産しました。
絢子さんの周りや家族にもすでに進さんのことは紹介済み。
しかし、子どもの戸籍の問題なども含め、このまま今の状態で良いわけもなく……。
進さんの提案で「離婚裁判」を行い、きちんと離婚を成立させる為、動き始めることにしました。
住所がわからないと離婚できない?
絢子さんは弁護士に相談に行き、離婚裁判を申し込みたい旨を伝えました。
しかし、哲哉さんは絢子さんが知っている住所にも、取り寄せた戸籍の附票上の住所にも
住んでいませんでした。
携帯電話に連絡をして、「離婚裁判したいから、住所を教えてほしい」と言うと、
「なんで?必要ない」と、電話を切られてしまい、それ以降は着信拒否をされてしまいました。
困り果てた絢子さんは、弁護士と進さんに相談。
進さんの「ここまで来たら、なんとしてでも探し出したい」という決意の元、探偵に人探しを依頼しました。
調査の結果、哲哉さんは隣県に引っ越していたことが分かりました。
そして仕事も契約社員で今までとは全く違う業種で働いていました。
この結果を受けて絢子さんは、これから離婚裁判を進めるそうです。
進さんは絢子さんとのこれからの為に、金銭面など全面的にバックアップしてくれるそうです。
長い別居生活、婚姻費用や養育費も払わないのに、離婚だけを拒否し続ける夫……。
絢子さんも、しっかりけじめをつけてからのほうが、いろいろと良かった面もありますが、
まずは離婚をしないことには、話は始まりません。
今後のためにも、今、きちんとけじめをつけられるといいですね。
(2018.11.07)