高齢者の再婚問題。再婚相手に子どもがいる場合、遺産相続はどうなるの? 家族のトラブル
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状況が全く分からない・・・!

父に入籍した事を聞いても「そうだったかなぁ・・・」と、はっきりと覚えていない様子。
一方、内縁関係の女性は「籍を入れたいと言われたから入籍した」と言い、
何が本当なのか、全く分からない状況でした。

入籍し、正式に妻となったその女性・則子さんは病院へ診断結果を聞きに行き、
一男さんの通帳の管理をし始め、明さんが何か聞いても「今のところ大丈夫です」としか答えずに、
どんな状態なのか、分からずにいました。
明さんは、則子さんを信頼する事が出来ませんでしたが、認知症があると診断されてからも、
心のどこかで「あの人がいるから」と頼っていた所もあり、大きなジレンマに悩まされていました。

しかし、妻と話し合った結果、この先何かあった時の為に問題を先送りにするのはやめようと、
則子さんの調査を探偵に依頼することに。
則子さんの実家や兄弟の状況、評判などを聞き込み調査しました。
調査の結果、則子さんはずっと風俗店で働き、父親のわからない子どもを実家に残して
若い頃に行方をくらましていた事が分かりました。

真実が分かり話し合いを決意

明さんは悩みました。もしも則子さんが父の財産を自分の子どもに残すことを考えていたら……
しかし則子さんは父の介護を献身的に行い、近所の人ともうまくやっている様子。

これでいいのか悩んだ結果、明さんが則子さんと養子縁組をする提案と遺産分割協議をする事に
したそうです。

これからどうなるかは分かりませんが、すでに夫婦となっている以上、
当然則子さんには、一男さんの遺産を相続する権利があります。
さらに、則子さんに何かがあった場合は、その遺産は明さんではなく、実子に相続されます。
せっかく出来た家族と相続で揉める事が無いよう、ある程度の話をしておく事は必要なのかもしれません。
あとは父・一男さんの気持ちを考えながら、
最後まで家族として協力し合うことが大切ですよね。

(2019.02.12)

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