こんにちは。らむねです。
自分が結婚で「失敗した」と思っている経験があると、
「家族には自分と同じ失敗をしてほしくない」
と願うのは普通のことです。
特に自分の子どもが相手に夢中になり「盲目状態」になっている場合は、
「相手を見極めたい」と思うのが親心ですよね。
子どもの結婚に反対している親が、子どものためにできることとは?
娘の結婚相手は本当に大丈夫? 結婚調査で分かった彼が隠していた秘密とは
堀菜月さん(56歳)は、娘・和花さん(28歳)が3歳の時に離婚。
シングルマザーとして昼夜働き、和花さんを立派に育て上げました。
菜月さんの元夫は、会社経営者。結婚前は羽振りが良い、レディーファーストの紳士的な男性でした。
しかし結婚後、多額の借金があることが発覚。菜月さんは借金の保証人にされた挙句、離婚後は1円の養育費も支払われずに、お金の面でさんざん苦労をしてきました。
そんな菜月さんを見ていた和花さんは、勉学に励み国立大学に入学、バイトでお小遣い分を稼ぎながら学生生活を送り、立派に大手企業へ就職することができました。
和花さんは就職と同時に一人暮らしを始めましたが、菜月さんとは頻繁に連絡を取り合い、実家にも頻繁に帰ってきていました。
去年から付き合っている娘の彼氏
和花さんに彼氏ができると、葉月さんはいつも会わせてもらっていました。和花さんが率先して彼氏を葉月さんに会わせくれていたのです。
しかし、去年から付き合っている年上の彼氏・瑛太さん(33歳)は、忙しいという理由で、未だ会うことが出来ていませんでした。
瑛太さんは若い頃に両親を亡くし、高校卒業後は地元を離れ、日雇いの仕事をしながら生計を立てていたそうです。その後農業を学び、現在は国の支援を受けながら農業をしていて、収入は不安定……
いつも彼の家か、彼の家の近所でデートをしているとのことでした。
結婚のあいさつに来た娘の彼氏に不信感を抱き
和花さんから「結婚したいから、彼氏に会ってほしい」と言われたのが1か月前のこと。
それまでは、「忙しいから」となかなか会うことができなかった瑛太さんは、すぐに挨拶にやってきました。
菜月さんが「収入」や「これから」のことについて聞いてもあやふやな部分が多く、「今のところは国からの支援も受けているので農業でやって行こうと思っている」という答え……
両親が持っていた関東の土地の権利は全て妹が持っていて、その他の財産も相続はしていないとのことでした。さらに妹とは両親が無くなってから疎遠になっているなど、不信な点が多いことが気になりました。
瑛太さん側には、挨拶をする必要のある親族がいないので、菜月さんに挨拶に来たことが「両家の顔合わせ」的な意味合いだと言われたことも、菜月さんはどうも腑に落ちず和花さんの結婚を心から喜んで受け入れることができずにいました。
しかし菜月さんが和花さんに「生活が安定してから結婚したほうがいい」とアドバイスをしても、和花さんは聞く耳を持たず「大丈夫」の一点張り。
それ以来瑛太さんが顔を見せに来ることはありませんでしたが、
「夏には一緒に住み始めて、来年には結婚式を挙げたい」
「私が一人娘だから、婿養子になってもいいって言ってくれいる」
など、2人の間でどんどんと話が進んでいる様子でした。このままだと和花さんは、結婚へ向けてどんどんと突き進んでしまう……結婚してから後悔した自分と同じ道は歩かせたくないと思った菜月さんは、探偵に結婚踏査を依頼することを決意しました。
調査の結果、知られざる過去が明らかに
結婚調査は和花さんには伝えずに行うことにしました。
調査の結果、瑛太さんは学生時代、地元ではかなりやんちゃをしていたことが分かりました。
未成年にもかかわらずに飲酒をして、先輩の車で相手の運転手が亡くなってしまう大事故を起こすなど、その悪行はかなりの数に上るようでした。
さらに、定職につかず借金を繰り返し、家のお金を勝手に使いこんでいたことも、地元では有名な話のようでした。
菜月さんはこの調査結果結果を和花さんに伝え、結婚の時期を見直すことを話し合ったそうです。
葉月さんは、過去にどんなことがあろうとも、今頑張っているならば結婚は認めたいと思っているそうです。
しかし、過去のことを隠し、現在も仕事に対してそこまで前向きではない瑛太さんとの結婚を認めることはできないと言っていました。
結婚は一生を左右するもの。この1~2年を見極める時間にあてる価値は十分にあります。
結婚してから「何も知らなかった」と後悔しても遅いのです。結婚前調査をして、良かったですね。
(2019.10.14)