さみしさへの向き合い方がすれ違いに
海外への長期出張が決まり、それを送り出した凛さん。
当然さみしさはありましたが、そのさみしさを紛らわすために、
今まで以上に仕事に打ち込んだと言います。
一方、秀太さんは見知らぬ土地での不安とさみしさで、
毎日凛さんに電話をかけてくるようになったそう。
秀太さんからの電話には、なるべく出るようにしていた凛さんですが、
時差のせいもあり、電話に出られない日も・・・。
そんな時、秀太さんは必ず「何をしていたの!?」と、
しつこく問い詰めてきていたと言います。
そんな生活に少し疲れてきたころ、秀太さんからの電話が急に激減したと言います。
あんなに毎日かかってきていたのに、何かあったのではないかと心配になり、
秀太さんに電話をしてみると、
「言葉の壁を乗り越えるために、週に3回、プライベートレッスンを始めた。」
と今までとは別人のように、いきいきと楽しそうに話してくれたそう。
凛さんは元気になった秀太さんを信じ、
食材を送るなどできる限りの応援をし続けました。
連絡が減り、明らかに態度も変わった彼
毎日かかってきていた電話がメールだけになり、
そのメールも週に3回・・・1回・・・2週間に1回とどんどん少なくなり、
秀太さんの気持ちが凛さんから離れていっていることは明らかでした。
しかし、秀太さんから別れの言葉や浮気の告白はなく、
何を聞いてもはぐらかすばかり。
凛さんは次第に「私は日本に帰ってきたときの保険にされているのでは?」と
感じるようになったと言います。
秀太さんが住んでいる場所や、プライベートレッスンの日にちは知っていましたが、
調べに行くこともできず、どうしていいかわからなくなった凛さんは
探偵に浮気調査を依頼することに。
海外での調査でしたが、秀太さんの家や、行動パターンが分かっていたので、
調査はスムーズに遂行されたと言います。
そして、調査の結果、
秀太さんは現地に住む女性と恋人同然の暮らしをしていることがわかりました。
周りからも「恋人」と認識されている2人、レッスンとされている日は、
お互いの友人と会ったり、デートを重ねていたのです。
さらに、浮気相手や現地の友人にはバツイチだということも、
凛さんの存在も明かしていなかったそうです。
凛さんは浮気の証拠を見て、別れを決意したと言います。
秀太さんには多くは言わずに、
「すべて知っています。別れるので、そちらでお元気で。」
とだけメールをしたそうです。
その後、何度も「別れたくない」と
弁解のメールや電話がかかって来ているそうですが、
凛さんはそれを無視していると言います。
海外だからバレないと思っていたのかもしれませんが、
本気で想っていた凛さんを裏切る行為はあっさりバレてしまいました。
これまで、秀太さんのことを出来る限り支えようとしてきた凛さん。
凛さんを失ってしまったことは、
秀太さんが思っていた以上に大きな代償だったかもしれませんね。
(2018.02.15)