あなたといると気の流れが悪くなる！？

翔馬さんは、「もっと頑張るからそんなこと言わないでほしい」と乃亜さんを説得にかかりました。
しかし、乃亜さんの態度は冷たく、
「風水の先生にも気の流れを良くするためには、
気の流れの悪い人と一緒にいないほうがいいと言われた」と、突き放されてしまいました。

それからというもの、乃亜さんは翔馬さんのことはほぼ無視をして、
家の中に「風水的にいい」といわれる、置物や鏡などをどんどん置くようになり、
模様がえまでし始めるように。
風水のために貯金もどんどん使ってしまっているようでした。
しまいには、「この家は方角が悪い」からと、
はやく離婚をして引っ越したいと執拗に離婚を迫ってきました。

翔馬さんは、乃亜さんが風水にとつかれたようになってしまったことに不安を覚え、
もしかしたら離婚をしたいと言い始めたこともそこに原因があるのではないかと、
その風水師についての調査を探偵に依頼することにしました。

真実を知った夫と、本当の真実を知らない妻

調査の結果乃亜さんは、
通っている風水師の男性と男女の仲になっていることが発覚しました。
しかも、2人の関係はここ最近ではなく、
2年前から始まっていたことも周りの人への聞き込みから明らかになりました。

翔馬さんは、自分が体調不良のときにも不倫を繰り返し、
翔馬さんの体調不良を理由に離婚を申し出た乃亜さんに強い嫌悪感を抱いたそうです。

「妻が希望する離婚には応じようと思いますが、妻と浮気相手に慰謝料を請求し、親権は私がもらいます」と言っていました。
翔馬さんは、有利な離婚に向けて弁護士の先生と相談をしながら、
妻にはまだ何も知らないふりを続け、完璧な証拠をそろえていくそうです。

実はこの調査中に、この風水師には、乃亜さん以外の女性がいることも分かっています。
風水自体は、昔から伝わる素晴らしい思考ですが、
乃亜さんは悪い風水師に本気になりすぎてしまい、自分を見失ってしまいました。
「よくなるための心のよりどころ」の持ち方をどうしたらいいか、
きちんと考え直せる日は来るのでしょうか？

(2018.04.05)