子どもの習い事のために強制別居。困難さえもすべては妻の思い通りに? 男と女のトラブル
  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE

子どもに夢中になりすぎて、夫は二の次に

幼稚園の送り迎え、スケート教室、そのほかの習い事など、
真由さんは奈都さんとの生活を毎日忙しく過ごしていました。
慎之介さんからは毎日連絡が来ていましたが、
忙しくて返信が遅れたり、夜は奈都さんと寝てしまい返信が出来なかったりする日が続き、
いつの間にか連絡は週に2回程度になり、そしてついには、家に帰る前日の連絡だけに……。

家にも最初のうちは毎週帰っていましたが、
ママ友付き合いや、習い事の発表会のために帰れない週も増え、
今では「帰る」ことのほうが少なくなっていました。

大型連休を控えたある日、「何日かは帰れそう」と報告をするために
真由さんが慎之介さんに電話をしたときのこと、
「先にシャワーしてるね」という女性の声が聞こえてきました。

慎之介さんに、「今女性の声がしたんだけど?」と追及しましたが、
慎之介さんは「テレビじゃないの?」と、家には一人でいることを主張。
「何もない」と言い張ったために、モヤモヤした気持ちのまま、
その時は電話を切ってしまいました。

そして、それからも何度か違和感を感じることはありましたが、
「まあ、奈都もいるのに、そんなはずはない」と、余計な詮索はしないようにして、
予定していた通りに大型連休に家に帰ることにしました。
約1か月半ぶりに帰った家は、以前と変わったところがいくつかありました。
洗濯物がきれいにたたんでしまってある・・・。
シャンプーの銘柄が変わっている・・・。
買った覚えのない知らない調味料が増えている・・・。

突然キレて離婚を要求

夜、奈都さんが寝た後、慎之介さんに女性の影があることを追及しましたが、
慎之介さんは断固として否定。
しかし、真由さんがひとつひとつ、怪しい点を確認していくと、慎之介さんは
「勝手に別居を押し切っておいて、何を言ってるんだ。
自分勝手にもほどがある。離婚してくれ。」
と急に怒り出しました。
真由さんは女の影を確信しましたが、
奈都さんのためにも離婚をするわけにはいかないと思い、
それ以上の話はせずに翌日には、別居している家に帰って来ました。

どうにか女の影を突き止めて、手を切らせたい……。
真由さんは、悩んだ末に、探偵に浮気調査を依頼することにしました。

調査の結果、真由さんの不在時に頻繁に出入りしている女性がいることが
確認されました。
しかも、その女性も既婚者で、夫は単身赴任をしていることも分かりました。

真由さんは、その調査報告書をもって弁護士へ相談に行きました。
出来る限りの手を尽くして、
相手が夫と別れて、二度と会わないようにさせたいと、相談したそうです。
さらに、離婚不受理届を提出。
これで、真由さんの承諾がないと離婚はできなくなりました。

真由さんが強引にした別居は感心できるものではありませんが、
だからと言って、慎之介さんの不倫が許されることはありません。
もし、慎之介さんが不倫をする以前から真由さんと離婚をしたいと感じていたとしても、
不倫していたことが分かった今、慎之介さんには離婚を要求する権利はないのです。
これから夫婦できちんと話をしていってほしいですね。

(2018.08.09)

  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE
人気記事ランキング
注目タグ
Twitter
Facebook