夫の裏アカウントを発見?
あれ?と思い、ホームを見てみると、
そこには卑猥な言葉が入った真美さんの知らないアカウント名が……。
真美さんは(はっ)として、あわててアプリを閉じ、
何事もなかったかのように自分のスマホでランチの場所を検索しましたが、
瞼の裏には、さっきのアカウント名が焼き付き、
(ホーム画面を開けたままにしちゃったかな?戻したっけ?見たことバレたかな。大丈夫かな)と、
そのことばかりが気になってしまっていました。
光史さんがお風呂に入ったとき、真美さんはもう一度光史さんのスマホを確認……
しかし、検索画面に表示されていたはずのツイッターは消されてしまっていました。
どうしても気になって仕方ない真美さんは、
自分のスマホからツイッターでさっき見たアカウントを検索。
すると驚くことに、そのアカウントにはセフレを募集する内容が記載されており、
その時のセックスの様子などもツイートされていました。
(もしかしたら、これは私との……?)と思われるツイートもあり、
信じたくはありませんでしたが、
それが光史さんのアカウントだと確信せざるを得ない内容をいくつも見つけてしましました。
しかも、特定のセフレが数人いることも、タイプ別に記載されていて……。
真美さんは「これは、確実に光史さんの裏アカウントだ」と確信。
大きなショックと嫌悪感でいっぱいになりました。
光史さんの仕事は不規則で忙しく、終電間際に帰宅することも多くありましたが、
ご飯は必ず家で食べ、連絡もマメにしてくれていたので、
まさか外にセフレがいるなどとは考えたこともありませんでした。
SNSだけじゃ証拠としては弱い?
ツイッターを見たことを言うべきか、セフレのことを聞くべきか真美さんは悩みましたが、
結局何も言えない日々が続き、
ただ憑りつかれたようにツイッターを毎日何度もチェックしていました。
そして、真美さんはあることに気が付きます。
セフレに関する投稿は火曜日にされていることが多く、
会っているのは月曜日ではないか?と……。
真美さんは、このまま我慢していても夫婦関係は破綻してしまう。
かといってこのことを光史さんに言っても、証拠を消されてしまった今、うまくごまかされてしまうかも。
そうなってしまっては元も子もない・・・・・・と考え、離婚も視野にいれて弁護士の無料相談に行くことに。
しかし、そこで言われたことは「ツイッターだけでは決定的な証拠にはならない」ということでした。
真美さんは、決定的な証拠を取るために探偵に光史さんの行動調査を依頼することにしました。
調査の結果、真美さんの読み通り、
光史さんは毎週月曜日にセフレと思われる女性とホテルに行っていました。
そして、火曜には、いつも通りツイッターに書き込みも……。
しかも相手の女性も既婚者でした。
ホテル近くの喫茶店で会い、すぐにホテルに入り、
ホテルからは別々に出てきているところを見る限り、
そこに恋愛感情がないことは明らかでしたが、
真美さんから見たら「これも立派な不倫」。絶対に許せないとのことでした。
真美さんの言うことは当たり前です。
何事も割り切って、バレなければいいわけではありません。
既婚者同士で不貞を働き、さらにはそれを匿名アカウントでSNSにさらす……。
真美さんは、「生理的に気持ちが悪い、
これ以上一緒にいるのは無理かもしれない」と言っていました。
もし、離婚をすることになれば、この不貞行為の証拠は真美さんにとって大きな武器になるでしょう。
「ただの遊びだった」や「離婚するつもりはない」などと、光史さんに言う権利はありません。
真美さんに対してきっちりと償ってほしいですね。
(2018.08.30)