どんなに最低な夫でもどうしても離婚したくない。離婚の回避方法を教えて! 男と女のトラブル
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口論が増えはじめた2人

結婚してからの半年間は全てが順調でした。
結婚生活は楽しく、堂々と一緒にいることができるだけで雅子さんは「幸せ」だと感じていました。

しかし、雅子さんの妊娠が発覚する少し前、
克一さんは前妻が病気を患ったという理由で突然、「息子(9歳)を引き取って育てようと思う」
と報告してきました。
前妻としっかり話をしたわけでもなく、ただ「病気になったと聞いたから」ということで、
息子を引き取ると言い始めたことに雅子さんは反対。
そのことで口論することが増えた中、
雅子さんが妊娠していることが判明したのです。
それからの克一さんは子どもを引き取る話をしなくなっていました。

しかし、妊娠前から前妻とこっそり連絡を取って、
子どもに会いに行っている様子に気が付いていた雅子さんは、
妊娠中のイライラを全て克一さんにぶつけるように。
「こっそりやられることが嫌」という雅子さんと、
「お前のためを思って言わずにいた」と言う克一さんの
結論の出ない口論が、幾度となく繰り返されました。
そして2人の会話はだんだんとと減っていき、すれ違いの生活に。

それでも別れたくはない

それでも雅子さんは、子どもが生まれたらまた変わるかもしれないと、
克一さんとの関係修復に期待をしていました。
しかしある日、克一さんから
「喧嘩も多いし、性格も合わない。一緒にいるだけで苦痛に感じる。離婚してほしい」と言われ……。
その日以来、克一さんはほとんど家に帰ってこなくなりました。
たまに荷物を取りに帰って来るだけで、
家で着替えたりシャワーを浴びたりすることはなく、
どこか他で生活をしていることは明らかでした。
自分の時のように、他の女性の家に転がり込んでいるのかもしれない……。
雅子さんはそう感じていましたが、
それでも克一さんと別れたくないという思いが先に立ち、
怖くて何も聞くことはできず……。
離婚の回避方法をインターネットで調べる毎日。

このままでは、状況は変わらないと、探偵に浮気調査を依頼することにしました。
まずは克一さんが「どこで生活をしているか」と調べ、そこから方法を考えることに。

調査の結果、雅子さんの予想通り克一さんは
若い女性の家から仕事へ行き、毎日そこへ帰っていました。
雅子さんは、まずは離婚届不受理申出をして、
相手の女性と話し合いたいと言っていました。

夫婦の合意がない限り、勝手に離婚をすることはできません。
さらに不貞行為をした側からの、
離婚の申し出は原則的には認められていません。
今回のケースだと、
不貞の証拠がある以上、雅子さんが「離婚をしない」と言えば、
克一さんの意思で離婚をすることはできないのです。

雅子さんの望む離婚の回避方法が、これで良かったのかは分かりませんが、
まずは「離婚」だけは絶対にしたくないという雅子さんの希望は叶いました。
しかし、これから生まれてくる子供のために父として、母として二人でしっかり話し合ってほしいですね。

(2018.09.13)

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