夫のタブレットの中身とは

泊まりに行った日、絵里香さんはなかなか寝付けずにいる中
ふと、ネットで検索したかったことを思い出し、寝室にあったタブレットを借ることに。
パスワードは知っていたので、そのまま開けて使っていると、
検索履歴に「生理こない　妊娠の可能性」などを発見……
さらには画像フォルダに、女性と映っているいかがわしい画像も見つけました。

とっさに浮気を確信した絵里香さんは、それを自分の写メに撮りました。
そして他にも証拠がないかタブレットの中身を調べたところ、メッセージのやり取りを発見。
彼女の家に1泊して体の関係があったことを確信させるような内容とともに、
ラインIDも書いてありました。
そこからのやり取りはラインに移行したのか、メッセージ上では行われてはいませんでしたが、
絵里香さんはそのやり取りも写真に撮り、証拠として残しました。

名前と顔、ラインIDは分かりましたが、彼女がどこの誰なのかは全く分からず、
その日から絵里香さんはインスタグラムやフェイスブックで、
彼の友達の中に彼女と同じ名前の女性がいないかを調べる日々……
しかし、友達以外は見れない設定や、その名前の女性が彼女なのか
確信が持てずモヤモヤとしたまま、辛い毎日が過ぎて行きました。

悲しみが怒りへ変化、そして決断

しかし、画像やメッセージのやり取りを見れば見るほど、
絵里香さんの沈んだ気持ちは徐々に怒りに変化していきました。
そして、「もし浮気をしていたら、結婚式はキャンセルして、離婚する！」と本気で考えるように。
ネットで調べ、確実に言い逃れできない証拠を取るために、探偵に浮気調査を依頼しました。

調査の結果、佳宣さんは職場の後輩と不倫をしていたことが分かりました。
しかも、その後輩には同じ会社に彼氏がいることも判明。
不倫相手は社内に彼氏がいながらも、佳宣さんと不倫を続けていたのです。

絵里香さんは、まずは自分の両親に「結婚式を取り止める」旨を話し、
次に佳宣さんの両親と佳宣さんを呼び出し、不倫の証拠を掴んだ報告書を見せました。
そして「離婚と慰謝料」を請求したそうです。
続いて絵里香さんは、不倫相手の女性にも報告。
不倫相手には内容証明の書類を送り、期日までに慰謝料を払わない場合は、
裁判で争う姿勢である事、また両親と共に来るならば話し合いに応じる所存だと伝えたそうです。

佳宣さんの両親は、改めて絵里香さんに謝まりましたが、
離婚する意思は変わることなく、
式場や結婚式にかかる費用やキャンセル代、慰謝料の支払いを約束してもらったそうです。

絵里香さんは、「別居婚を提案して、仕事を辞め居住地も変えようとしていたのは、
不倫相手の事が関係していたからだ」と思ったら、許せなかったそうです。
また、「証拠を見た時点でモヤモヤしていたものがスッキリし、心が決まった」とも言っていました。
別居婚だからと、離れているのをいいことに不倫をするなんて元も子もありません。
結婚式目前で全てを失った佳宣さんは、自分の非を十分に反省してほしいですね。

(2018.12.13)