疲れた妻から言われたこととは?
妊活をお休みすることについて、一度きちんと話をしたいと思っていた章仁さんは、
数日後、「今日、妊活の事、もう一度話さない?」と会社を出る前、沙彩さんにメッセージを送りました。
しかし、既読にはなっても返信はなく、章仁さんはもやもやとした気持ちのまま帰路につきました。
家に帰ると、沙彩さんはいつものように食事の支度中でした。
そして章仁さんのメッセージについて触れてくることもなく、テーブルに食事を並べ始めました。
章仁さんは、(このままうやむやにしたくない)と思い、「メッセージ見た?」と、沙彩さんに問いかけてみると
沙彩さんは突然顔色を変え、「もうよくない?疲れたって言ってるのに」と、怒り始めたのです。
そして章仁さんと沙彩さんは口論になり、沙彩さんは
「もう、あなたの事を好きじゃないから、子どもは欲しくない。一緒にいるのも苦痛だから別れたい」と……。
次の日、荷物をまとめて実家に帰ってしまいました。
章仁さんは自分が妊活にこだわり過ぎていたのかもしれないと反省し、
何度も沙彩さんに連絡を入れました。
しかし沙彩さんからメッセージの返信が来ることも電話が掛かってくる事もなく、
沙彩さんが実家に帰ってしまってから10日が過ぎようとしていました。
章仁さんは意を決して、迎えに行く事に。
しかし、そこに沙彩さんの姿は無く、
お義母さんから「数日前に家に帰ると言って出て行った」と聞かされました。
妻はどこで何をしている?
章仁さんは沙彩さんの職場にも何度も様子を見に行きました。
しかし沙彩さんが通勤で使っている自転車が確認できたのはその週は1度だけ……。
(もしかしたら、仕事を辞めるつもりなのでは?)という嫌な予感を感じました。
何処に居るのか分からないのに仕事場まで変わってしまったら、
沙彩さんと連絡が取れなくなる。という心配と同時に、
(今はい一体、何処で何をしているんだろう)という疑問から章仁さんの中に
(まさか男と一緒に居るのでは?)という信じたくない気持ちがどんどん膨らんでいきました。
そして探偵に浮気調査を依頼し、沙彩さんが職場から何処へ帰っているのか尾行して貰う事にしました。
調査の結果、沙彩さんはある男性と暮らしている事が分かりました。
その男性は、沙彩さんと同世代の独身の男性で、最近二人で、今の家に引っ越して来たとの事でした。
章仁さんは「もしかしたら、もう随分前から一緒に住む計画を立てていたのかもしれないですね」と、
落胆した様子でした。
そして、気持ちを切り替えたように「今、このままの状況では離婚しない」と言って、
章仁さんは、探偵から男女問題に強い弁護士を紹介してもらい
これからどうしたら良いのかを相談するそうです。
沙彩さんがしている事は紛れもない「不貞行為」です。
章仁さんは、沙彩さんと不倫相手に不倫のけじめをつけてもらい、
別居の問題も全て解決した上で次の動きを決めると言っていました。
沙彩さんは今後、動かぬ証拠を突き付けられ、言い訳の出来ない状況に追い込まれるでしょう。
それは自業自得……。
沙彩さんは不倫へ逃げた報いを受けて、自分自身の行動を振り返り反省して欲しいですね。
(2019.02.19)