家族のために仕事一筋で働いてきたのに……。家庭を顧みないで働くことは本当に家族のためになる? 男と女のトラブル
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こんにちは。らむねです。
ずっと仕事に打ち込んできて、家事や子育ては全て妻に任せっきり、
家に帰って来るのは夜遅く……
企業戦士として一生懸命働いてきた人の定年後の過ごし方は、人それぞれです。
仕事を第一に考えてきた人だからこそ、第二の人生を豊かに過ごしたい、
今回はそんな想いを持った男性のお話です。

家族のために仕事一筋で働いてきたのに……。家庭を顧みないで働くことは本当に家族のためになる?

前田樹さん(64歳)は、仕事一筋に働いてきた企業戦士。
上司に言われたことは、多少無理でも二つ返事で遂行し、残業や接待、
社内の飲み会から休日のゴルフ接待までを当たり前のようにこなし、
仕事で昇進することを第一に考えてきました。
20代で結婚した樹さんは、子どもが学校に上がる前に環境の良い神奈川の郊外に一軒家を購入。

新興住宅街で同年代が多く住むその場所は、通勤に1時間半かかりましたが、
それでも広さと環境を考えたら十分納得のいく物件でした。
朝早く家を出て、夜遅く家に帰る……
仕事を定時で上がったとしても家に着くのは20時になってしまう樹さんは、
家族と一緒に食事をするのは休日の、ゴルフ接待がない日ぐらいでした。
家族もそんな樹さんに対して理解を示し、特に妻の由紀さん(65歳)は
文句ひとつ言わずに樹さんを支えていました。

子どもの成長とともに家族の生活スタイルは変化

家族でゆっくりと過ごせるのは年に1度の家族旅行だけ。
子どもの学校行事や日常生活の中で起こること全般、
由紀さん一人でこなしてきました。
子どもが中学生になると部活が忙しくなり、思春期のせいか家族で行動する事も減り、
家族旅行にも行かなくなりました。
この頃から、少しずつ自分の時間が出来た由紀さんは友人とランチや旅行を楽しむように。
子どもたちはそれぞれの予定で忙しく、徐々に食事は別々の時間に取るようになるなど、
生活スタイルが変わっていく中、樹さんだけが変わらず仕事一筋の生活を続けていました。

そして樹さんは60歳で定年を迎えます。
樹さんは定年後も再雇用制度を利用して働いていましたが、自分の居場所や仕事内容に
納得がいかなくなり64歳で退職。
「第二の人生」がスタートしたのでした。

バリバリの企業戦士だった樹さんは、第二の人生をどう歩む?

(2019.06.17)

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