会社が多額な支払いをしている取引先。実在してる?
社長である西島さんが知らない会社との取引が、
年間1800万円程度もあることを発見。
そんなはずはないと思いながらもその会社を調べると、
所在地はレンタルオフィスになっていて
なんと代表取締役に木村さんのお父さんの名前が記されていました。
(まさか・・・)
とは思いましたが、木村さんの結婚式のときに
挨拶をしている西島さんは、その名前に見覚えがありました。
次の日木村さんを呼び出し、
取引先の会社やお金について聞いてみると、
あっさりとその事実を認めました。
しかもその取引はもう2年以上も続いており、
合計で4000万円は超える額となっていました。
横領について警察に言わない代わりに社長が求めたものとは
会社設立当時から会社のためによく働いてくれた木村さんの横領事件に、
西島さんは大きなショックを受けましたが、
解決策は、弁護士を通じて和解という道を選びました。
全てを正直に話してくれてお金も返してくれれば、
役員からはいったん降格はさせるが解雇はしないという条件も出しました。
歩み寄り、和解をしたいと思っていた西島さんですが、
その後一切何も話さず、1日会社を休み週に一度弁護士事務所に通う木村さんに対し、
次第に不信感が芽生えてきたそうです。
今の会社の社員で他にかかわっている人はいないのか、
弁護士に会うと1日休んで他には何をしているのかを確認し、
場合によっては和解を取り消してもいいと思っているそうです。
4000万円の横領をされたにもかかわらず、
それでも歩み寄りたいと言ってくれた社長が与えてくれた最後のチャンス・・・。
木村さんが、気付いて応えることはできるのでしょうか?
(2017.10.23)