謝っても許してくれない相手にはどう対処するべき？

坂田さんは役員会の最後にみんなの前でこう言いました。
「今日で役員を辞退します。」
みんなで理由を聞き引き留めようとしましたが坂田さんの意思は固く、
「決めてきたことだから」の一点張りだったと言います。

責任を感じた新倉さんは、その後坂田さんを追いかけて、
「先日のことが原因にあるならば申し訳ない。」
ともう一度謝罪をしたそうです。すると坂田さんは
「もう結構。あなたが引っ越さない限り解決策はない」
と言い捨て、その場を去ってしまいました。

飼っている犬にまで伸びる嫌がらせの手

そして、その日から新倉さんに対して、何者からかの嫌がらせが始まります。

家の門に釘のようなもので傷がつけられたり、壁にペンキが塗られていたり、
ポストに溶けたアイスクリームのようなものを入れられていたこともあったそうです。
そして、嫌がらせはさらにエスカレート・・・
飼っていた犬と犬小屋が裏の沼地に投げ込まれていたことも。

嫌がらせをしているのは坂田さんのようでしたが、
本人に聞くこともできず決定的な証拠もなく、
どうしていいか分からないので、探偵に調査を依頼しました。

調査の結果、犯人は坂田さんだったことが判明。
坂田さんは嫌がらせの他にも夜中に意味もなく家の中を覗いたりもしていました。
新倉さんは「やはりそうだったのか」という気持ちと「どうして」という気持ちでいっぱいになったと言います。
これからも付き合っていくご近所なので、まずは嫌がらせのことは言わずに、
許してくれるまで真摯に謝りたいと言っていました。

些細なことから坂田さんの恨みを買ってしまうことになった新倉さん。
この問題が解決するまで何度も話し合いたいと言っていました。
坂田さんに気持ちが通じて、また元の関係になれるといいですね。

(2017.11.20)