こんにちは。らむねです。
世の中には「社会常識の枠にはまらない」タイプの人たちも多く存在します。
それは学校や職場の人たちとうまくできない人だったり、
非行に走ってしまう人だったり・・・。
でも、そんな人たちを救うために動いている人も多くいます。
今回はそんな人たちのお話です。
30歳超えの引きこもり、家庭内暴力・・・親もお手上げの息子を自立させるまで
吉岡三好さん(67歳)は、NPO法人の自立支援センターを運営しています。
三好さんの支援センターでは不登校や引きこもり、
家庭内暴力などの問題を抱えるご家族からの相談を受け、
寝泊まりを共に生活しながら、自立した生活や仕事の支援を行っています。
最近では30歳を超えた入居者の方も多く、ご家族も高齢化しているため、
子供の自立については特に真剣に向き合うべき問題だと三好さんは語ります。
一人ひとりときちんと向き合い、できる限りのことをしたいと考えているそうです。
そのため、仕事に就いてからも自活をすることが難しい入居者の方が、
三好さんの元から職場に通うことも珍しくないと言います。
増える30歳オーバーの引きこもり
高貴さん(36歳)も、そんな三好さんの元から職場に通う中の一人でした。
高貴さんは、初めての就職先で人間関係に失敗し半年で退職。
そのままニートとなりました。
退職したばかりの頃は、母親と仕事の話をしたり、
働く意思を見せていたらしいのですが、
一度父親と就職について口論になってからというもの、
家族が日中家にいる時間には滅多に部屋から出てこなくなったそう。
そして、しばらくすると、部屋にいる高貴さんの希望を通さないと、
部屋の中から大きな物音が聞こえたり、
急に部屋から出てきて、壁を叩いたりなどの家庭内暴力も始まったそう。
高貴さんの両親は、そんな高貴さんに対してなす術もなく、
部屋までご飯を運び、高貴さんから食べ終わった食器と一緒に渡される
紙にメモされた物を買ってくるという生活を10年間も続けていたと言います。
引きこもり、家庭内暴力の息子とこのまま生活していくことは無理だと
感じていたそうですが、どうしていいのか・・・
もはや諦めかけていたご両親にある転機が訪れます。
その転機とは?
引きこもりの息子は、その後、どうなる?
(2018.02.08)