エスカレートするストーカー行為

和馬さんは婚約を解消してからも、琴さんに復縁を迫り続け、
1日に何通もラインを送ってきました。

ある時は優しく、ある時は攻撃的に。毎日執拗なまでに送り続けられてきました。
琴さんは何度も「やめて」と伝えましたが、和馬さんからのラインは止まることなく、
恐怖を感じた琴さんは、和馬さんからのラインをブロック。

すると、今度は琴さんの職場に直接会いに来るように・・・。

見知らぬ女性からの脅迫文？

これ以上、和馬さんの行動がエスカレートすることを恐れ、
琴さんと琴さんの両親は、和馬さんのご両親にストーカー行為のことを相談。
和馬さんのご両親からも注意をしてもらうことにしました。

ご両親から注意をしてもらってから、
しばらくの間は和馬さんが仕事場に現れることはなくなり、
「やっと、ちゃんと終わらせられた」と、琴さんは安心していました。

しかし、それからしばらく経ったある日、
琴さん宛に知らない女性から郵便物が届きます。
中には、切り刻まれた琴さんの写真と、
「交通事故に気を付けてくださいね」と
琴さんが最近出かけた日付と場所が書かれた手紙が入っていたのです。

「怖い！」　身の危険を感じた琴さんは、すぐに両親に相談。
警察にもストーカー被害届を出すことにしました。

彼がストーカーをしている証拠！？

しかし、残念ながら警察の対応は琴さんが思ったような対応ではありませんでした。
差出人が和馬さんではなく「見知らぬ女性」だったからです。

そこで、琴さんは両親と話し合い、
逃げられない証拠を取って和馬さんにストーカー行為をやめさせよう、と
探偵に調査を依頼することにしました。

調査の結果、和馬さんが仕事帰りの琴さんを尾行している姿や、
琴さんが友達と会っているところを物陰からじっと見ている姿を、
証拠として写真に撮ってもらうことが出来ました。

琴さんは、警察にその証拠写真を持って行き、
和馬さんにストーカー行為をやめるように注意してもらうと言っていました。
ストーカーや嫌がらせ行為は、現場証拠を持って警察に届け出たほうが、
きちんと対応してもらえることが多いようです。
別れてから未練があるのは仕方がありませんが、
ストーカー化してしまったら、元も子もありません。
和馬さんが、自分のしている事の重大さに気が付き、
正気に戻ってくれるといいのですが・・・。

(2018.02.22)