すべてが順調かと思われた矢先……
新さんは、別れてから1年間は、毎月決まった日にちに決まった額を
必ず振り込んでくれました。
ローンは残すところあと3年。
涼子さんがローンの心配をしなくてもいいと思い始めたころ、
今の彼からプロポーズを受け婚約をすることに。
全てが順調かと思われていたある時、新さんからの入金が遅れることがありました。
涼子さんが連絡をすると「手違いで入金が送れた」とすぐに返信がありました。
その時は涼子さんが立て替えて返済しましたが、新さんにすぐに入金をしてもらい、
事なきを得ることが出来ました。
しかし、その月を最後に、新さんから約束の日に入金をされることはなくなりました。
さらに、先月までつながっていた新さんのスマホもメールもつながらず、
住んでいると聞いていたマンションを訪ねてみましたが、
新さんの名前の部屋はありませんでした。
どうしていいかわからぬまま支払い続ける
こんなことを誰かに言えば、騙されたとおおごとになる……と、
どうしていいかわからぬまま涼子さんはローンを建て替え続けていました。
さらに、今の彼と結婚に向けて必要な「生活費」や「支払い」の話になったときに、
涼子さんはこのローンについて「過去のエステ代」と嘘をついてしまいます。
しかし、嘘はすぐに明細の項目からバレてしまい、
涼子さんは「持っていない車のローンを支払っている」理由を
今の彼に問い詰められました。
涼子さんはフラれるのを覚悟で、すべてを彼に告白。
彼からは嘘をついたことをひどく怒られましたが、
「その相手に責任もって支払わせよう」と新さんを探すことを提案してくれました。
そして探偵に人探し調査を依頼し、新さんの年齢や出身校、
さらには購入した車から彼の居場所を特定することに成功しました。
彼と一緒に新さんのもとを訪ねると、彼は新さんと二人で話すと言い、
名義とローンの返済について話をつけてくれました。
話した内容の詳細は分かりませんが、車は売却することになり、
その金額をローンの返済にあてることになりました。
車を売却しても払いきれなかったためローンは多少残ってしまいましたが、
それは「涼子さんにも不注意があった」ということで、涼子さんが払うことに。
彼は「ローンが終わるまで、結婚は待ってるよ」と言ってくれそうです。
涼子さんは、一生懸命働き、節約をして早くローンを返すことを心に決めたそうです。
そして今後、お金や名義の貸し借りは絶対にしないと言っていました。
どんなに親しい間柄でもしてはいけないと言われる「お金の貸し借り」……
今回のことを教訓にしていってほしいですね。
(2018.04.24)