定期的に続く近隣住民からの「いたずらレベルの嫌がらせ」を円満に解決するには? その他のトラブル
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マンション内で起きていること

その後も決まって月末になると、玄関の扉や自転車、
ひどい時には郵便受けにまでガムを付けられる嫌がらせが続いていました。

管理人もいて、エントランスのオートロックが2重なマンションのため、
外部の人が定期的に侵入してきて嫌がらせをしているとは考えにくく、
マンションの住人の仕業なことは暗に予測がつきました。

そして嫌がらせの現場を見たことはありませんでしたが、
犯人は同じ階に住む女性ではないかと予測をしていまいた。
その女性は引っ越してきた当初に早美さんがあいさつに来ないことを
「あやしい」と言っていたらしく、
こちらから挨拶をしても妙によそよそしく、
わざと気が付かないふりをされることもありました。

しかし、管理会社にそのことを相談しても
「特定できているわけじゃないのに、予測で注意はできないから……」
とあやふやにされ、
管理組合に相談しても張り紙と管理人巡回頻度を上げると言われる程度で、
実際の解決にはつながることはありませんでした。

同じ手口の嫌がらせは続く

嫌がらせは大きくエスカレートすることはありませんでしたが、
娘が高校へ行くときに気が付かずに
ガムのついた自転車に乗ってしまったことがあり、
制服にガムが付いていることを友人から指摘されたこともありました。
いくら、人に直接的な被害がないとは言えこのままやられっぱなしでいるのは
耐えられない……。
早美さんは、犯人を特定して対処をするために、
探偵に嫌がらせ調査を依頼することにしました。

いつも嫌がらせをされる月末、玄関が見えるところで張り込み調査をしたところ、
犯人は早美さんの思っていた同じ階に住む女性であることがわかりました。
女性は外出先から帰ってくると、
当たり前のように、自分の噛んでいたガムを早美さんの家の扉にこすりつけて、
何事もなかったように自分の家に帰っていきました。

早美さんは、この報告書をもって、警察、管理会社、管理組合に
もう一度相談に行ったそうです。
そして、その住人とはこれからも顔を合わせることも考え
円満に解決したいと、調査会社に頼んだ証拠として突きつけるのではく、
防犯カメラに映った画像ということにして管理組合の会長から話をしてもらうことにしました。

嫌がらせをしていた女性は、
早美さんが「自分の家以外には後日あいさつに行った。
あとから来たのに、自分をのけ者にしようとしている」と思い込んでいたようで、
それが原因で早美さんに嫌がらせをはじめたとのことでした。

次に同様のことが起きたら、警察に通報することを伝え、
嫌がらせをやめることを約束してもらったそうです。

近隣トラブルは、難しい問題ですが、証拠がないと始まらない話でもあります。
一生住む家だからこそ、問題が大きくなる前に早めに解決できてよかったですね。

(2018.07.31)

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