誰かが家の中に入っている!? なにも盗られなければ泣き寝入りしかないの? その他のトラブル
  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE

自分の気にしすぎ?それとも痴呆?

明美さんが子どもたちに「誰かが家に入っている気がする」と相談すると
様子を見に家に来てくれました。
そして、子どもたちと外出し一緒に帰宅した時は何も起こらず、
「お母さん、痴呆?一度病院に行ったほうがいいよ」
と、言われてしまいました。

しかしその後も、
ボランティアなど長時間の外出を終えて家に帰ると、
やはり部屋の様子が違うと感じる事がありました。
しかし、とうとう明らかに「違う」ことが起きたのです。
夫が生前使っていた湯呑みがなくなっていたのです。
明子さんは夫の形見として大切にしていて
仏壇にお茶をあげるときに使っていました。
その日は出かける前に下げて洗ったことをしっかりと覚えていました。
明子さんはすぐに警察に通報。
家に来てもらいましたが湯吞みがあったという証拠もなく、
金品が盗まれているわけでもなかったので、
「本当に、湯吞みあったんですか?」と、信じてもらえず・・・。

誰も信じてくれない不法侵入

明子さんは、大切なものが盗まれ、
みんなから自分が「ボケて勘違い」をしていると思われていることに、
憤りと悔しさを感じていました。
家に入って来ている相手は、自分の予定を知っている……
明子さんは部屋においてあるカレンダーに予定を書き込んでいました。
相手はそのカレンダーを見ているに違いない。
明子さんが友人に相談してみると
「それって嫌がらせじゃない?探偵に調べてもらうのも手だよ」
とアドバイスをくれました。
そして、明子さんは探偵に嫌がらせ調査を依頼することに。
誰かが入った気配がするのは長時間外出する日なので、
調査の日は、明子さんがボランティアと書き込んでいる日にしました。

調査の結果、明子さんの家に入っていく人物を確認することが出来ました。
なんとその人物は、お茶のみ友達でもある大家さんの妻でした。
引っ越してきて以来ずっと良くしてもらっていて、
夫が亡くなってからも、なにかと気にかけてくれていた人・・・。
そんな人がどうして?

明子さんは信じられない思いでしたが、その調査報告書には確かに大家さんの妻が
カギを開けて入っている様子が映っていたのです。
ショックを受けた明子さんは
この事実を警察に届けるか、本人に聞いてみるかしばらく悩んだそうですが、
結局、子どもの近くに引っ越すことに決めたそうです。

大家さんの奥さんがなぜ、何のために明子さんの家に入っていたのかは今でも分かりません。
何かを探していたのか、それとも明子さんの私生活が気になっていたのか、
単なる、ただの嫌がらせだったのか・・・・。
決定的な被害が出ていない場合、警察が動いてくれることは少なく、
泣き寝入りや我慢をして生活をするしかない場合もあります。
何かが起きた時はまず、真実を知ることが大切。
今回明子さんは探偵の力を借りて知ることが出来ました。
なぜ?という思いは残りますが、
事実を知った上で判断することが出来て良かったですね。

(2018.09.19)

  • facebook
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINE
人気記事ランキング
注目タグ
Twitter
Facebook