同性愛者の女性同士が生涯を約束……その裏に隠されていた許されない嘘 その他のトラブル
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生涯を誓い合ったパートナーに夫が?

恒子さんと直美さんが暮らし始めて、しばらくした頃
直美さんの夫と名乗る人が恒子さんに会いに来ました。
その男性の話によると、直美さんとは別居中で関係を修復するために話し合いをしている。
さらには、直美さんの本名は恒子さんが聞いていたものとは違う名前で、
経歴、名前など恒子さんの知るほとんどが嘘だったと分かりました。

恒子さんは、直美さんの夫を名乗る男性に、自分と直美さんが結婚を約束していることと
恒子さん名義でマンションを購入して一緒に暮らしていることを伝えました。
そして「一度、直美さんと話をさせてください」と言って、この場は一旦帰ってもらうことに。

帰りを待ちつづけて……

恒子さんは混乱した頭で
「今日話したいことがあるから、寄り道しないで帰って来てね」と、
今起きたこの状況を知られないようにと、余計なことは書かずに
明るくラインを送り直美さんの帰りを家でまつことに。

直美さんもすぐに「OK」の返事をスタンプで返してくれていましたが、
その日、直美さんが帰ってくることはなく連絡もないまま・・・。
恒子さんの電話やラインに対する返事もいっさいなく、連絡が取れない状態に。
恒子さんは、直美さんの夫と名乗る男性に
あの日以降直美さんが帰ってこない旨を電話で伝えましたが
「こちらも連絡が取れなくて困っている」と言って、すぐに切られてしまい、
その男性の事は電話番号しか知らない恒子さんにはもう、どうすることも出来ませんでした。

トラブルにでも巻き込まれたのではないかと

直美さんが嘘をついていたとは思えない……そんなこと信じたくない。
なにかトラブルに巻き込まれたり、夫を名乗るあの男に脅されているのでは?
と思った恒子さんは、
探偵にパートナーである直美さんの人探し調査を依頼することにしました。

調査の結果、直美さんの本名は「内藤直美」ではなく「内村直子」で、
夫を名乗ったあの男性と夫婦であることが判明しました。
そして直美さんは今、夫のもとに戻っているということも分かりました。
恒子さんは直美さんに会いに行ったそうですが、
直美さんはただ、謝るばかりで話をきちんとすることはできなかったそうです。
2人で住んで、2人でローンの返済をしていくことを前提で
買ったマンションやこれまでに渡した生活費については、
弁護士に相談しましたが、書面も証明するものも何もないので
「どうすることも出来ない」言われました。
挙句には
「もう近づかないでほしい。これ以上しつこくしたら、警察に通報する」
と直美さんの夫に言われてしまったのです。
突然こんな形で、愛する直美さんのことを失い、恒子さんは深く傷つきました。

「恒子さんと生活していこう」と本当に思っていたのか、「夫との関係からの逃避」だったのか
直美さんの真意はわかりませんが、
はやく恒子さんの心の傷が癒えて新しいパートナーに出会えるといいですね。

(2018.10.05)

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