これって虐待? 「しつけ」だと言って子どもを必要以上に叱る妻に対して、夫はなにをしたらいい? その他のトラブル
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行き過ぎたしつけに違和感

「うるさい」「ちらかす」「いうこと聞かない」などの理由で、
烈火のごとく子どもを怒鳴りつけ、手をあげることもしばしば。
正則さんが「梨奈、もういいだろ。」と言っても
「あなたは昼間いないからわからないのよ。言っても聞かないから、こうしてるの!」と……。
梨奈さんは「自分はしつけをしているんだ」と言うのですが、
正則さんには、梨奈さんがしつけの範囲を超え、子どもたちに虐待行為を行っているようにしか見えず、
この事で口論が増え、夫婦仲は悪くなる一方でした。

ある日曜日の朝、正則さんが子どもたちとテレビを見ていると、
梨奈さんが突然部屋に入ってきて、いきなり子どもの頭を思い切り叩きました。
「何度言ったらわかるんだよ!このバカが!」と、大泣きする子どもを更に叩き続け、
髪の毛を引っ張り、引き摺り回し始めたのです。
「おい!何してるんだやめろ!」と正則さんが止めに入ったので、大事には至りませんでしたが、
梨奈さんは「お前、パパがいると思って調子のるなよ!」と言い捨て部屋を出て行ってしまいました。
原因は子どもがポケットにティッシュを入れたまま洗濯機に入れてしまったので、
洗濯物も洗濯機の中もティッシュだらけになったということ。
イライラする気持ちはわかるけれど、さすがにこれは限度を超えている……。
正則さんは、今まで感じていた梨奈さんの「しつけ」と称した怒号や暴力は明らかにおかしいと
その日の怒り方を見て確信し、児童相談所に相談に行きました。
過去に数回、近所の人から「虐待では?」という通報を受けていて、
児童相談所の人が実際、家に様子を見に行ったことがあると、そこで初めて聞きました。

そして、妻と離れることを決意

正則さんは児童相談所と警察から、「母親と子供は離れて暮らしたほうがいい」とアドバイスをもらい、
正則さんは離婚を決断し、梨奈さんに伝えました。
子どもたちの親権は正則さんという、その離婚の申し立てに梨奈さんは反発し、離婚調停になりました。
さらに梨奈さんは監護者指定の調停も起こし、
正則さんの申し立てをことごとく受け入れない意思を示してきました。
調停は長引き、このまま一緒にいるわけにはいかないと、
梨奈さんの両親の協力を得て、梨奈さんが実家に帰る形で別居をすることに。
最初のうち梨奈さんは、毎日子供に電話をかけてきて話していましたが、
1か月が過ぎるころには、ほとんどかけてこなくなりました。
所用で正則さんが電話をしても出ないことが多く、実家に電話すると
「帰ってきていない、そちらにいるのでは?」と言われてしまい……
正則さんは、梨奈さんに彼氏ができたのではないかと思うようになりました。
そうだとすれば、浮気の証拠を掴めば、有利に離婚できると考え、
正則さんは探偵に梨奈さんの浮気調査を依頼しました。

調査の結果、梨奈さんは、近所に住む職人仕事をしている男の家に
入り浸っていることが分かりました。

そして、恋人さながらな2人の様子も証拠として押さえることができました。
弁護士から正則さんは、
次回の離婚調停の際にはこの報告書が証拠となり、解決を早める強力な武器になると言われたそうです。
また、監護者に関しても負けないように持っていくことが出来そうだとも。

子どものしつけと虐待……
人それぞれ多少の違いはあるにせよ、
あきらかに虐待と思われる行為があるならば、それをしつけと認めることは出来ません。
梨奈さんは、子どもを虐待した事が離婚の原因であるにも関わらず、離婚を拒否、
さらには不貞まではたらいていました。
これからの調停で、梨奈さんは全てを失う事となるでしょう。
まさに「自業自得」「身から出た錆」です。
これまでの自分の行いを反省することが出来るといいのですが。

(2018.11.16)

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