過保護?甘え?一人暮らしで無職の息子をかばう母の悲しい真相 家族のトラブル
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家賃の滞納から家出が発覚

栄人さんは卒業後、昼間は独学で専門知識の勉強をして
週に4日、近所の飲食店で深夜のアルバイトをしていたと言います。

しかし、6月に入ったころ大家さんから
「家賃が支払われていない」と実家に連絡が来たそうです。
栄人さんは大家さんの家の敷地内のアパートで一人暮らしをしていたため、
毎月家賃は手渡しで支払っていましたが、それが5月から来なくなったというのです。
家賃分と最低限の生活費を遅れずに仕送りしていた睦美さんは
「なにかあったのでは?」と急いで栄人さんのアパートを訪ねたと言います。

しかし、栄人さんは部屋にはいませんでした。
すぐに警察に届け、栄人さんの携帯を鳴らしましたが、
携帯は圏外でつながることはなかったと言います。
郵便物から2週間前から帰っていないことが判明しましたが、
事前に近所のATMから現金を全額引き出していたこと以外は、
手がかりになるものは見つけられなかったと言います。

どうしても息子をかばいたかった母の真相

睦美さんには今回の件に関してある心配事がありました。
子供の頃からおとなしく友達も少なかった栄人さんですが、中学に入るとさらに内気な少年に。
何がきっかけだったのかは分かりませんが、
クラスの目立つグループから、ひどいいじめを受けた過去がありました。
そして、そのことが原因で不登校に・・・。
中学卒業後は、通信制の高校に通い勉学に励んだと言います。
夢のためにと、大学進学を決め、1年浪人して晴れて大学生に。
遠い大学を選んだのも、いじめられていた過去からなるべく遠ざかりたかったのでは?
と睦美さんは言います。
そして、今回実家に帰るのを断固拒否した理由も
それと関係しているのでは?と睦美さんは思ったそう。

就職先が決まらず、このままでは実家に帰るしかないのかもという不安と直面した栄人さん・・・。
最悪の場合も考えた睦美さんは探偵に家出調査を依頼しました。

探偵会社の調査から、5日目に無事に再会できたそう。

現実から逃げ出したく、どうしていいか分からなかったという栄人さん。
しかし、逃亡生活をずっと続けていくことは不可能だということも分かっていたと言います。

睦美さんは、どうしても実家に戻りたくないという栄人さんに、
来年から専門学校に通うことを提案。
辰吉さんは反対していますが、まずは栄人さんが自立できるように
精一杯サポートしたいと睦美さんは語っていました。

中学生の頃の辛かった時期を近くで見ていた睦美さんは、
また栄人さんが引きこもること、現実から逃げることだけはしないでほしいと言います。

栄人さんが、そんな睦美さんの気持ちにきちんと応えて、
本当の意味で自立できるといいですね。

(2018.01.18)

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