その結婚には本当に愛があるの?
ビザが切れる前にどうしても入籍を済ませたいと急ぐ結婚相手に対し、
吾一さんはすっかり夢中で、
「彼女は身寄りのない外国で子供を育て、苦労もしている。
出来ることは何でもしてあげたいし、少しでも彼女を助けたい。」
と、もはや彼女の言いなり状態に・・・
裕子さんが何か言おうものなら「お前が結婚相談所を勧めたんだろう!」と、
怒らせてしまい、話しになりませんでした。
なにかと心配要素はありましたが、
裕子さんには、一つだけ安心していることもあったそう。
それは、吾一さんが結婚後も今住んでいる実家で、
母と一緒に暮らすと言ってくれたことでした。
結婚して、夫の親と同居している裕子さんがお母さんと住むのは不可能。
結婚を勧めた当初から、結婚が決まっても、
母と同居はしてほしいと話していたと言います。
いつも直前!予測不可能の事態
しかし、事態は思うようには進みませんでした。
少し前までは「ぜひ、お母さんと一緒に住みたい」と言っていたはずの彼女が、
結婚式の日取りも決まり、入籍直前になってから、
「お母さんを施設に預ける」と言い始めたのです。
裕子さんが、慌てて吾一さんの元に話を聞きに行くと
「彼女が母と暮らすのはやっぱり無理だと言っている」と言うのです。
母を施設に預け、今の家を建て替えて子供と3人暮らしをするのが
彼女の希望だというのです・・・。
素性もよく分からず、何から何まで自分の思い通りに話を進めようとする
彼女に裕子さんは恐怖さえ感じたと言います。
このままでは良くないと感じた裕子さんは、
彼女がどんな人なのかをきちんと知らなければと探偵に調査を依頼しました。
すべてが嘘!?結婚相手の本性は?
聞き込み調査の結果、彼女が以前にも半年間だけ結婚していたことが分かりました。
結婚当初に購入した家を担保に借金をして豪遊をしていたようで、
その借金を夫に押し付ける形で離婚していたのです。
しかも、もう一人子供がいることが発覚。
中国にいる両親に預けている15歳の男の子がいたのです。
この結婚が、愛情だけではないと感じた裕子さんは、
吾一さんと母の生活を守るために、吾一さんにこの事実を伝えたそう。
吾一さんが聞いていた彼女の過去とはあまりにも違ったらしく、
入籍直前でしたが婚約は破棄することになったと言います。
しかし、理由を言わずに別れを告げた吾一さんは、
多額の慰謝料の請求をされたそう。
そして、なぜかそれに応じたと言います。
それ以上に大変なことになる可能性を考えると、
それで済んでよかったと吾一さんは悲しそうに言っていたとか・・・。
どんな彼女であれ、吾一さんにとっては結婚を決めたほどの相手。
慰謝料は真実を知ってもまだ彼女を助けたいと思う、
吾一さんの優しさだったのかもしれませんね。
(2018.02.09)