兄弟の失態はどこまでカバーする? ダメ兄が親の財産を全て使い果たしそうになった時 家族のトラブル
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兄が使っている会社のお金

母はもともと両方の会社の経理書類をチェックしていました。
なので、会社をそれぞれ息子に譲り渡した後も、
時々それぞれの会社の経理書類をチェックしてくれていました。
そこで、兄の会社に不審な多額の領収書を発見したというのです。

まず、義則さんは兄の会社の従業員に、最近の兄の様子について聞いてみました。
すると兄は若い愛人にそうとう貢いでいるという噂が流れていることが分かりました。
さらには、午後からしか出社していないことも……。

兄の会社の従業員たちは、父の代から働いてくれている人が多く、
「このままでは、会社がつぶれてしまうのでは?」と、
義則さんが想像していた以上に不安を抱えているようでした。

このままでは父から譲り受けた会社も財産も失ってしまうと思った義則さんは、
兄が何をしているのかを突き止めるために、探偵に兄の行動調査を依頼しました。

愛人と半同棲!?

調査の結果、兄には噂通り愛人がいました。
しかもその愛人は夜キャバクラで働いており、兄は一度自宅に戻った後、
夜中に愛人をキャバクラまで迎えに行ってそのまま愛人宅へ一緒に帰るという、
半同棲状態の生活をしていました。
兄の出勤が午後からになった理由は、そんな生活を送っていたからだったのです。
さらには、愛人のマンションの家賃や食費も兄が払っているようでした。

このままでは、兄は会社も家族も破滅の道に向かってしまうと思った義則さんは、
兄を呼び出し兄が目を覚ますまで何度でも話し合いの場を設けたいと言っていました。

大切なものを見失っている状態の兄を説得するのは容易なことではありません。
しかし、2人だけの兄弟が本当の意味で力を合わせてやっていくためにも、
ここで兄ときちんと話すことは大切なことだと思います。

兄に義則さんの気持ちが伝わるといいですね。

(2018.04.13)

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