母の自殺で発覚した、父の秘密……子どもたちはどこまで知る権利があるの? 家族のトラブル
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徐々に明らかになる浮気相手のこと

あいさんと兄は、まず手紙に書いてある名前をたよりに昔のタウンページを調べたり、
父が働いていた会社に問い合わせたりしてみました。

個人情報のことから現在のことは教えてくれませんでしたが、
相手の女性は父と同じ会社で働いていたということが分かりました。
そして、さらにつてをたどって聞き込みをしてみたところ、
その女性は結婚を機に会社を退職していたということも分かりました。

順調に浮気相手のことが分かってきたあいさんたちは、
居場所を突き止め、父の子どもが本当に存在しているのか、
認知などはどうなっているのかを調べようとしました。
しかし、これ以上はどうしても情報をつかむことができませんでした。

あいさん兄妹が知りたいのは浮気相手のこどもの今のこと。
そして、父が再婚をしたり、自分たちの腹違いの兄弟と遺産相続でもめたりなど、
不安な点は全く消えませんでした。

知りたいのは今の事。その結果は?

このままではらちが明かないと思ったあいさん兄妹は、探偵に人探し調査を依頼。
父のかつての浮気相手の現在と、自分たちの兄妹にあたるその子どもについて
調査することにしました。

調査の結果、父がかつて浮気をしていた女性はすでに他界していました。
そして父との間に生まれた子どもは、想像以上に近くに住んでいることが分かりました。
しかし、浮気相手は既婚女性だったため、
その子どもは自分の本当の父は育ての父だと思っているようで、
実際にそのように育てられたとのことでした。

自分たちの異母兄弟は浮気相手の夫婦の子どもとなっていて、
その浮気相手も他界していることが分かった今、今さら波風を立てないためにも、
今回のことは、2人だけの話にしてこれで終わりにすることにしたそうです。

父が自分と浮気相手との子が近くに住んでいることを知っているのかは分かりませんが、
あいさんたちは何も知らないふりをしながら、
母が守り続けた家族の形を守っていきたいと言っていました。

(2018.05.29)

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