相手をかばって? 突発的に……
言い争いになり、相手にも話を聞くと言った三郎さんを阻止すべく、
里美さんは
「相手の子とは、誓って何もない。でも、嘘をついたことの慰謝料は払うし、
私が悪かったんだから、それでいいでしょ!」
と言い、財布と携帯をもって家を飛び出そうとしたのです。
三郎さんがとっさに「携帯で連絡して、そいつの家にいくのか?」
と言うと、里美さんは玄関から三郎さんに携帯を投げつけ、
そのまま家を出て行ってしまいました。
携帯もないし、行く当てもないはず……
子どももいるし、すぐに帰ってくるだろうと思った三郎さんは
朝まで里美さんの帰りを待ちましたが、里美さんは帰っては来ませんでした。
まさかと思い、里美さんのお母さんに連絡をしてみましたが、
実家にも戻っていないとのことで、三郎さんは警察に届け出をし、
子どもたちをお義母さんに預けてすぐに里美さんを探すことに。
不倫? 風俗? どこで何を?
三郎さんは、思いつく限りの場所を探しましたが、里美さんはどこにもいませんでした。
クレジットカードの利用履歴は家を出た当日に1度ありましたが、
それ以降使われている形跡はありませんでした。
相手の男性の家に行っている可能性もありましたが、住所が分かりません・・・。
過去に里美さんは風俗で仕事をしていたことがあったので、
三郎さんは(もしかして、慰謝料を稼ぐために風俗で働いてるのかも?)とも考えるように。
とにかく、里美さんを探し出すことが先決と、探偵に人探し調査を依頼することにしました。
調査の結果、里美さんは相手の男性の家にはいませんでした。
近隣の風俗店にも里美さんが働いている様子もなく、
調査が長くなりそうだと思っていた矢先、
なんと隣の県にあるマンガ喫茶での目撃情報が寄せられました。
結果、里美さんがそのマンガ喫茶に入るところを発見し、
三郎さんの説得の元、家に連れて帰ることが出来ました。
里美さんは、昼間はデパートの椅子やファーストフード店などで時間をつぶし、
マンガ喫茶で住み込みのバイトを探しながら仮眠をとっていたとのことでした。
子どもたちのことが気になって帰りたかったけど、三郎さんが許してくれないと思い、
相手の子にも迷惑がかかると思うと帰れなかったと言っていたそうです。
3人の子どもを置いて突発的に家出……。
真相は奥が深そうですが、子ども達の為にもまずは三郎さんとしっかり話し合ってほしいですね。
(2018.08.16)