こんにちは。らむねです。
高齢の親が再婚を決めた時、余生を共に過ごす相手が見つかってよかったと思う反面、
相手の素性や家族構成、財産分与など、再婚する事でどう関わってくるのか、色々な問題が生じる事も・・・。
しかもその再婚が、親の意志ではないとしたら……。
今回はそんな高齢の親の再婚に関するお話です。

高齢者の再婚問題。再婚相手に子どもがいる場合、遺産相続はどうなるの？

片瀬明さんの父・一男さん（82歳）は、65歳の時に妻を無くしてからずっと一人暮らしで農家をしています。
農家と言っても最近では家の目の前の畑だけを使い、自分の分と近所の人にあげられる野菜を作る程度に。
持っていた畑は売ったり親戚に貸したりして、その他の畑はほぼ手つかずの状態でした。

そんな一男さんには、7年程前から一緒に住んでいる女性がいました。
その女性は現在70歳くらいの女性で、交際当時は一男さんの敷地内にある貸家に住んでいて、
半同棲状態で暮らしていたようでが、数年後、明さんが気付いた時には
実家で一男さんと生活を送っていました。
結婚してからの明さんが帰省をするのは、年に1度のお正月だけでした。
一男さんから「再婚はしない」と聞いていたので、まさか一緒に暮らすとは思っていなかったそうです。

軽度の認知症の父と勝手に入籍！？

ある日、一男さんから
「最近、頭痛がひどくて病院に行ったんだが、検査の結果は家族と聞きに来るよう言われたから、
一緒に病院へ行って欲しい」と電話がありました。
そして明さんは、一男さんが軽度の認知症だと病院の先生から聞かされました。

軽度とは言え、認知症……
明さんは一男さんの生活が心配でしたが、内縁関係の女性が傍に居るという安心感から
定期的に連絡を入れる形で、状況を見守る事に。
すると、その状況に急激な変化が起き始めます。
なんと、その内縁関係の女性が先月、勝手に籍を入れていたのです。

軽度の認知症の父と勝手に入籍した女性……家族はどうする？

(2019.02.12)