うちは何があっても大丈夫? 家族にとって一番大切なものはなに? 家族のトラブル
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こんにちは。らむねです。
「世の中に”絶対”なんてことはない」とよく言います。
「うちは絶対に離婚はしない」と信じていても、夫婦関係の変化によって、
相手の気持ちが変わることは充分にあり得ることですよね。
今回は自分たちが置かれている立場を利用して、「絶対」を信じ続けた夫婦のお話です。

うちは何があっても大丈夫? 家族にとって一番大切なものはなに?

寺岡大智さん(42歳)は妻・美桜さん(38歳)と今年16歳になる娘との3人家族。
若い頃、好き勝手やっていた大智さんと、身寄りがなく荒れた生活をしていた美桜さんは18年前に出会い、
2人はすぐに同棲をして、その後結婚しました。
大智さんは、お酒が好きで若いころから毎日飲み歩いていました。
「自分のやりたいようにする」というスタンスの大智さんの実家は
都内でも高級住宅街に家を構える裕福な家庭。
両親が大智さんの名義で不動産収入を得られるようにしてあったので、
定職に就かなくても、生活できるだけの額が毎月入ってきていたのです。
そのため大智さんは飲食店で時々バイトしながら、友人たちと飲みに行くのが日課になっていました。

美桜さんと出会ったのも、大智さんがその頃良く通っていた飲み屋でした。
お客で来ていた美桜さんを一目で気に入った大智さんは、すぐに美桜さんをナンパして、連絡先を交換。
その日から毎日のように美桜さんを誘い、自分の友人たちと一緒に飲み歩くようになりました。

そして「付き合おう」という言葉もないまま、大智さんが美桜さんの家に転がりこむ形で一緒に暮らし始めたのでした。

流れに任せて結婚

同棲をしてしばらくすると、美桜さんの妊娠がわかりました。
大智さんに結婚する意志は全くありませんでしたが、
「子どもができたなら、とりあえず結婚するか」と、入籍。
身寄りのない美桜さんは「結婚式はしなくてもいい」と言いましたが、
大智さんの両親から「結婚式ぐらいは上げてほしい」と言われ、
費用は両親が全額負担する形で結婚式を挙げました。

大智さんの生活スタイルは、美桜さんが妊娠しても変わることはありませんでした。
毎日4時間程度のバイトをしていましたが、朝まで飲み明かすことの多い大智さんは、遅刻の常習犯。
バイトはいつも、すぐクビになりました。
結婚後、大智さんの両親から「不動産収入の口座は美桜さんが管理するように」と言われた事で、
美桜さんが生活費に困ることはありませんでした。
大智さんは、自分が遊ぶお金を稼ぐためだけに働き、
生活費は不動産収入で美桜さんはやり繰りしていました。

美桜さんが出産して、大智さんの両親にとっての初孫が生まれると、
大智さんの両親は「事あるごとに」、これまで以上の援助をしてくれるので、
美桜さんはますます大智さんをアテにはしなくなっていきました。

一緒にいれば生活には困らないけど、働かない夫……。この夫婦生活はこれからどうなる?

(2019.09.09)

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