「老いらくの恋」?それとも「退職金詐欺」? 男と女のトラブル
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その1週間後、一夫さんはさらにこう言ってきました。

 

 

離婚をしてほしい

 

 

理由を聞くと、5、6年前に友人を介して知り合った女性と、
去年の夏ごろに恋に落ち、結婚をしたいと思ったそう。
しかもその女性に「離婚をしたら結婚してあげてもいい」と言われていると、言うのです。
そこから話し合いの時間を何度か持ちましたが、
一夫さんの意思は変わらず、離婚を告げられてから1カ月後、
好条件をひとみさんに言い残し、家を出て行ってしまったそうです。

一夫さんの突然の態度の変化にひとみさんは、
しばらく驚き戸惑い、ふさぎ込んでいたそうです。

しかし、今は冷静さを取り戻し、
夫は退職金を狙われているのではないか?
という疑いも生まれてきました。

妻の後悔

一夫さんに離婚を告げられるまで、女性の存在に全く気が付かなかったひとみさん。
一夫さんは、帰宅が遅くなることもほとんどなく、休日は家で過ごすことが多かったそう。

そんな一夫さんの唯一の趣味は、唯一月に1~2回出かけるハイキングの会。
その会を通じ、その女性とは出会ったそう。
しかも職場が近く、平日のランチに何度も2人は会っていたとか。
一夫さんは兼ねてからひとみさんに「一緒に趣味を楽しみたい」と話していましたが、
運動嫌いなひとみさんは、ハイキングには行きたくないと頑なに拒否をしてきました。
ひとみさんがこれからは2人の時間を持ちたいと思ったように、
一夫さんもこれからは趣味を一緒に楽しめる人と共に過ごしていきたい
と考えていたそうです。

お互い目指す方向が同じだったにもかかわらず、
ちょっとしたすれ違いから、気持ちが離れた松田さんご夫婦。

一夫さんは、家を出たままですが、
ひとみさんは、離婚はしたくないと裁判を起こす予定だそうです。
長い時間をともに過ごし、これから2人の時間を作っていきたいと
思っていたからこそ、起きてしまったすれ違い・・・。

熟年離婚が増えている今だからこそ、
いくつになってもお互いの歩み寄りが大切なんですね。

 

(2017.09.04)

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