「離婚はやっぱりやめる」をやめる？

別居していた4か月間、全く連絡をしてこなかった真人さんは、
「よく考えてみたけど、やっぱり離婚はしないほうが良いと思った。
また一緒に暮らせるように頑張りたい。」
と、突然連絡をしてきてこう言いました。
そして、週末だけ家に帰ってくるようになりました。

由奈さんは混乱しましたが、真人さんが戻ってくる気になってきたことを喜び、
毎日帰ってきたくなる家にしようと努力をしました。
しかしそんな生活が2か月続いたある日、信じられないことに真人さんはまた
「やっぱり離婚をしたい」と言い始め、帰ってこなくなってしまったのです。

前回も今回も、喧嘩をしたわけでもなく、原因も不明。
理由を聞いても決定的な理由を言わないことで
由奈さんは「浮気」を疑い始めたといいます。

「もしかして、浮気相手とうまくいかなくなった時だけ家に帰って来ていたのでは？ 」

夫の浮気事情に振り回されていた？

そう思って考えてみれば、離婚をしたいと言われる数か月前から
休日出勤や夜遅くなる日が増えていました。
普段携帯のチェックはもちろん、お互いに関してほとんど干渉していなかったので、
真人さんが由奈さんにバレずに浮気をすることは十分に可能だったはず。
今まで悩んでも悩んでも答えは出ず自分ばかりを責めていましたが、
浮気が理由だったと考えると、真人さんの行動がスッと納得出来ました。
しかしこれまで全く疑っていなかった分、
証拠も何もなく真人さんに聞くこともできませんでした。

「これ以上振り回されたくない。そもそもこの別居もどうにか終わりにしたい」
と考えていた由奈さんは、探偵に真人さんについて調べてもらうことにしました。
さらに浮気が発覚した場合は、相手が誰かも調査することに。

調査の結果、由奈さんの思った通り真人さんは浮気をしていました。
仕事帰り、週に3日は相手の女性の家に滞在していたため、
相手の女性についてもすぐに突き止めることができました。
相手の女性は以前、職場で一緒だった派遣の女性で
今は違う会社で働いていることも分かりました。

由奈さんはその調査報告書を見て、絶対に離婚はしないと決めたと言います。
そして、相手の女性と戦うと言っていました。
今まで真人さんは「浮気相手と終われば家に戻る」と思っていたのかもしれませんが、
真実を由奈さんが知ってしまった今、そんなに都合よく物事が進むわけはありません。
これからの由奈さんの反撃で、真人さんにギャフンと言わせるのも時間の問題ですね。

(2018.03.22)