妻の「男友達」はどこまで信じる?それをうまく利用したゲス夫の暴挙 男と女のトラブル
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不貞を疑われて調査

実家の手伝いをするために帰っている早紀さんではありましたが、
夜は比較的自由な時間があったため、
幼馴染の徹さんと毎週末飲みに行き、
最近では居酒屋に行った後に、
徹さんの家に立ち寄ってから帰宅するのが習慣のようになっていました。

ある日、実家から自分の家に帰ったときのこと、
珍しく夫がリビングでテレビを見ていました。
早紀さんが「ただいま。珍しいわね」と声をかけると、
「話があるから、荷物を降ろしたら、こっちに来て」と返事しました。
何事かと思いリビングに戻ると、
テーブルには「調査報告書」と書かれたものが置かれていました。
そこに載っていたのは、早紀さんが徹さんと居酒屋で食事をし、
その後徹さんの家に入っていく様子。
そして、深夜に徹さんの家から実家に帰っていく様子でした。
「なんで?どうしたの?これは・・・あなたも知っている幼馴染の徹君よ」
と言った早紀さんに対し、直人さんは「言い訳するな!」と声を荒げて
用意してあった離婚届けを突き付けてきました。

そして早紀さんが不貞をしたことを前提で、
離婚の条件が記載された書類まで用意されていました。
それは「今後一切の連絡を取らない」
「慰謝料を払わない代わりに、身一つで家を出ていく」「親権は放棄する」など、
理解しがたい条件ばかりが記述されていました。

強引に離婚調停に

不貞の事実はない、この条件で離婚はできないと訴える早紀さんを無視して、
直人さんは離婚調停を起こしました。
早紀さんは、自分の話を聞いてくれず不貞があると決めつけ、急いで離婚をしようとしている直人さんに
違和感を覚えました。
そして、(もしかしたら、自分にいい女性ができたから、私の責任にして離婚を急いでいるのでは?)
と思うように……。

直人さんの帰りが遅くなる日や、
代休を取って「つり」に出かける日をターゲットに
今度は早紀さんが、直人さんの浮気調査を依頼しました。
調査の結果、直人さんに女性との不倫関係が確認されました。

今度はその調査報告書を早紀さんが直人さんに見せ、
「自分が不倫をしていたから離婚をせかしたのね」と責めました。

すると
「お前が浮気をしたために離婚することになったから、次の彼女を探していた」
と、言うではありませんか。
何もないとは言え、未婚の男性の家に朝まで上がり込んでいたのは
早紀さんも自分の甘さだったと反省はしましたが、
「不貞がないという真実」を曲げるわけにはいきません。
早紀さんは、徹さんとの不貞関係を断固否定し、今後も徹底的に戦っていくそうです。

結局、直人さんの浮気が発覚したことで、離婚調停は泥沼化してしまっているそうです。
息子が成人したら円満離婚を予定していた2人……
結果的に、息子が成人しても調停の決着はつかず、
そのまま「戸籍上の夫婦」でい続けることになりそうですね。

(2018.05.08)

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