暴れる妻を制するために叩いたらDV?
ある日、勇介さんがいつもの帰宅時間よりも1時間ほど遅れて帰った日の事、
一恵さんは怒りの形相でリビングで勇介さんを待っていました。
一恵さんは帰ってきた勇介さんを見るなり「浮気してきたんでしょ!」
と言い、勇介さんを平手で何回も叩いてきました。
一恵さんはお酒に酔っている様子だったので、どうにかなだめようとしましたが、
暴言を吐きながら何回、何十回も執拗に叩いてくる一恵さんの勢いが止まらなかったため、
勇介さんは腕をつかみ「いい加減にしろ」と頬を一度叩いてしまいました。
すると一恵さんは「このDV男!」と言い部屋に入ってしまい、
それから数日間、口をきいてはくれませんでした。
そして、そのことをきっかけに、一恵さんは帰りに関して連絡をしてくることもなくなりました。
DVを盾に離婚を有利に進めようとする妻
連絡がなくなり、飲んで帰ってくることも増え、
時には朝帰りもする一恵さんを勇介さんは責めましたが、
一恵さんは一向に改善する様子はありませんでした。
夫婦間のコミュニケーションもほぼなくなり、
家にいることが少なくなった一恵さんに勇介さんが
「男がいるのか?浮気をしているなら離婚も考える」
と言ったところ一恵さんは
「あなたがDVをしたときのことを警察に届けてあるから、
離婚するならそれを理由にして慰謝料もらうから」
と言ってきたのです。
勇介さんは一恵さんにDVをした記憶などなく、何のことを言っているのか分かりませんでしたが、
どうやら以前一恵さんを止めるために一度頬を叩いたことを言っているようでした。
一恵さんがどこで何をしているのかもわからず、離婚となれば自分が不利になってしまう……。
悩みに悩んだ勇介さんは、一恵さんの行動調査を探偵に依頼しました。
すると一恵さんは、飲食店のバイト先に来ている常連さんと仕事の後一緒に飲みに行き、
そのままホテルに。常連さんと不倫をしていることが分かりました。
真実が明かした妻の本性
勇介さんはその報告書を見て、離婚を決意。
すぐに一恵さんのバイト先に行きその常連客と一恵さんに証拠を突き付けたそうです。
相手が妻子持ちだということも分かっていたので、家族にも報告する旨を伝えると、
相手の男は「別れるから勘弁してほしい」とあっさりと一恵さんとの別れを口にし、
一恵さんも「本気じゃなかった」と勇介さんにすがったそうです。
そのことでさらに幻滅した勇介さんは、一恵さんと相手に慰謝料を請求し、離婚をしました。
たった一度頬を叩かれたことをDVだと警察に訴え、
自分の浮気を棚に上げ「離婚するなら慰謝料をもらう」と言っていた一恵さんは、
結果、自分が慰謝料を払い独りになってしまいました。
夫婦二人三脚で過ごしてきた日々を思い出し、後悔してもしきれない思いにかられているかもしれませんね。
(2018.05.25)