こんにちは。らむねです。
結婚前は相手の両親と良い関係を築けていても、いざ同居となると話は別。
どちらかがずっと気を遣い続けたり、
ささいなことで衝突したりするのはよく聞く話ですよね。
今回は、そんな同居に関するお話です。
マスオさん状態の夫の居場所はどこに……離婚の理由は「我慢の限界」or「浮気」?
谷本優菜さん(39歳)は敏彦さん(38歳)と結婚14年目で、
中1・小6の子どもがいます。
学生時代から付き合い、子どもが出来て結婚をすることになった2人ですが、
当時敏彦さんはまだフリーターで貯金もなく、
優菜さんの家での同居が結婚の条件でした。
優菜さんの家は、早くに亡くなってしまった優菜さんの父に代わり、
全てを担った母はとても強い人でした。
地元では有名な家で、広い敷地内には兄の家の一角を改造して建てた居酒屋があり、
兄と母で経営していました。
優菜さん夫婦が一緒に住むにあたり、2世帯住居に改築する話も出ていましたが、
敏彦さんの就職が決まったら、すぐに出ていく予定だったので、
1世帯用の家での2世帯住居となりました。
家を出るタイミングを逃した結果
敏彦さんは半年程度の就職活動で晴れて就職できたものの、
子どもが年子で生まれたことで多忙な日々が続き、なかなか実家を出るタイミングがつかめませんでした。
そのような中、優菜さんの母が転んで足を痛め、
兄と経営する居酒屋での立ち仕事が難しくなりました。
優菜さんは、最初はバイトが見つかるまでの手伝い程度という約束で
居酒屋に入っていましたが、いつの間にか母に子どもを預けて、フルで働くように……。
優菜さんは「ずっと家族でやって来た店だし、今は大変なときだから」と、
口では言うものの仕事を始めてからすごく楽しそうにしており、
酔っぱらって帰ってくることも増えました。
敏彦さんは、仕事から帰ると作り置きしてあった夕飯を温めて食べ、
リビングに子どもたちが起きていれば寝るまでの短い時間だけ一緒に過ごし、
すぐに自室にこもるように。
夜も、母親と2人でリビングにいるのも気を遣うので、
ほぼ部屋からは出ない生活になっていました。
母は気を使って、敏彦さんによく声をかけていましたが、
この生活スタイルが敏彦さんにとって、ストレスになっていたことを
家族のだれもが知る由がありませんでした。
マスオさん状態の敏彦さん、
自分以外が団結していると感じる家族の中で、
居場所がどんどんなくなっていく?
(2018.08.13)