エスカレートする妻の行動
娘が小さい時に一度不倫をして、
貴明さんに「もう二度とこんなことはしない」と誓ったのにもかかわらず、
その後も怪しい行動を繰り返してきた純子さん。
しかし、あの不倫以降、娘に悪い影響を及ぼしたり
お金を使いこむようなことはなかったので、
貴明さんは怪しいと感じていても、特に何かを言う事はありませんでした。
しかし、ここ最近「贅沢をしたい」と言い出して、
友人と高級レストランや日帰り旅行に行きお金を使うようになり
純子さんは変わってしまいました。
貴明さんが何も言わないことをいいことに、
夜遅くに帰ってきたり、休日も子どもと関わることなく一人で出かけることが増えました。
純子さんが飲みに出かけてしまった休日、貴明さんは、一人で晩酌して酔っていました。
ふと、いつも純子さんが仕事の時に持ち歩いている鞄が目に入り、
(また、怪しいことはないだろうな?)とふざけた気持ちで純子さんの鞄を物色・・・。
とくにカバンの中にはなにもなく、(ないか、良かった)と思った瞬間、
カバンの前ポケットに手帳が入っていることに気が付きました。
(さすがにこれは、見てはいけない)と思いながらも、
その手は止まらず手帳を開くと、そこには「5か月記念」と書かれ、
妻と見知らぬ男がキスをしているプリクラが挟まれていました。
貴明さんは、動揺と、落胆と、怒りと、色んな感情を抱きながら
リビングに戻り晩酌を再開しました。
しかし、今見たことを酔った頭で考えてもどうしていいかわからず、
その日純子さんが深夜帰宅した時は寝たふりをして
一睡もできないまま一晩を過ごしました。
(あのプリクラには半年前の日付も入っていた……
ということは、もう1年はあの男と続いているのかもしれない……
もしかして、最近の贅沢は、あの男と?)
心境が変化していく夫
次の日、純子さんがお風呂に入っている間にまた手帳を確認しようと思いましたが、
もう手帳は元の場所にはなく、貴明さんはそれ以上探ることができませんでした。
今までは、かわいい娘のためにと思って我慢してきましたが、
不倫を繰り返す妻に対して貴明さんは
(親権を取って離婚をしたい)と思うようになりました。
そして、弁護士に相談し、裁判で有利な証拠を揃えるために
探偵に浮気調査を依頼することにしました。
調査の結果、女子会の後に浮気相手と会っている証拠、
休日に浮気相手と小旅行に行っている証拠を取ることができました。
この証拠を盾にして貴明さんは、離婚と親権獲得の申し立てをするそうです。
子どもがかわいいからと離婚だけは避けようとしてきた夫に対し、
自分の小さなプライドと欲求を満たすために不倫を繰り返し
家庭を壊した純子さん。
離婚は受け入れるものの親権に関しては争う姿勢を示しているそうです。
父と母のいる環境を子どもから奪ったのは誰なのか
自分の胸に手を当てて、よく考えてほしいですね。
(2018.10.09)