そろそろ子どもが欲しい妻に夫は……

結婚式直前に発覚した、夫になる人の浮気とその浮気相手の妊娠・・・。
それから2年、お互いなんとなく子どもの話を避けてきた愛子さんと一孝さん。

友人たちとの集まりも、以前は夫婦同士だったのが、
友人の多くに子どもが生まれ、家族が増えていく姿を目の当たりにすると
愛子さんも（そろそろうちも……）と考えるようになりました。
しかし、子どもがほしいと打ち明けた愛子さんに
一孝さんは、「子どもはまだいいよ」という返事。
さらには、「わざわざ計画して作るとか、義務みたいでちょっと嫌だな」と……。
愛子さんは
「普段から頻繁なわけじゃないから、タイミングを見るのが現実的じゃない？」と、
どうにか一孝さんを諭そうとしましたが、
2人の意見はかみ合わず、気づけば口論になっていました。

そしてそれ以降、2人の間で子どもの話をすることは、再びなくなってしまいました。
愛子さんはこのことにストレスを感じていましたが、
一孝さんはまったく気にしていない様子。
それどころかセックスの頻度はさらに減っていきました。

そして、夫の不貞の疑惑を見つける妻

ある日、愛子さんがタブレットを開くと、そこには「子ども　戸籍」を調べた検索ページが。
さらに、検索履歴を見てみると
「子ども　認知　タイミング」や、「離婚準備」などのキーワードも検索していました。
愛子さんはすぐに、これはおかしいと思い、
一孝さんが寝ている隙にスマホをチェック。
すると、過去の履歴は意図的に削除されているようでしたが、
今日の日付で、ある女性との不自然なやり取りがあるのを発見しました。
そこだけの会話の内容だけでも、それが不倫相手であることは間違いなさそうでした。
〔また不倫・・・もしかして相手は妊娠しているの？〕
そう感じた愛子さんは、どうしていいかわからず、友人に相談。
すると友人から、
「浮気の証拠は徹底的に抑えておいたほうがいいよ」とのアドバイスをもらいました。
証拠の取り方についていろいろ調べた結果、
自分だけでは失敗する恐れがあるため、探偵に浮気調査を依頼することにしました。

ラインで女性と会おうと約束していた日に調査をした結果、
一孝さんと浮気相手の女性が会っている証拠はしっかりととることができました。
しかもその女性はお腹こそは目立っていませんでしたが、
カバンにはマタニティマークを付けていて、はたから見たら完全に夫婦。
一孝さんがその女性を気遣うように、一緒に彼女の家に帰っていく姿が捉えられていました。

その証拠写真を見た愛子さんは、「きっと彼の子供ですね・・・」と落胆した様子で言っていました。
浮気相手のお腹の子の父親が一孝さんであるのか否か、確かめることはしないそうです。

夫の言葉を信じ、二人の子供が欲しいと前向きだった愛子さんは
一度ならず二度も裏切られてしまいました。
深く傷付き今は、立ち向かう気力もないと言っていました。
しかし、一孝さんがしたことはあまりにも卑劣な行為で、許されることではありません。
愛子さんがこの証拠を武器に、毅然と立ち向かい
心の傷の癒える日が早く訪れるといいですね。

(2018.10.11)