浮気をしたら即離婚が夫婦の取り決め
浮気を認めない慎太さんと大喧嘩になり、里砂子さんは子どもを連れて1週間実家に帰りました。
結婚前、「浮気をしたら、言い訳はせずに、浮気したほうが慰謝料2000万円払って離婚」
と約束していたこともあり、浮気が分かったら言い訳を聞かずに
里砂子さんは離婚するつもりでいました。
しかし、慎太さんから毎日「絶対に浮気ではない、信じてほしい」と連絡があり、その言葉に負け、
今回は慎太さんを信じることに。
それからしばらくは何事もなく過ごしていましたが、半年程が経ったある日、
出張に行く予定の慎太さんの行動に異変を感じます。
慎太さんが出張の1週間前に突然、「前日から出張へ行くことになった」と言い出したのです。
また出張中に浮気をしようとしている?
慎太さんは仕事の都合だと言い張っていましたが、
今までないその「前乗り」や新幹線のチケットの時間が午後だったことで、
(女に違いない)と里砂子さんは確信。
今度こそ、浮気の証拠をつかんで、きっちりけじめをつけようと、
探偵に浮気調査を依頼することにしました。
調査の結果、衝撃の事実が分かりました。
なんと、出張に同席していたのはお義母さんだったのです。
ホテルの部屋や、新幹線は自分で予約しているようでしたが、
慎太さんの出張先に一緒についていき、夜ご飯や朝ご飯を一緒に食べていたのです。
里砂子さんはその結果を見て「どういうこと?」と驚きを隠しきれない様子でした。
出張から戻った慎太さんに、報告書は見せずに事実を確認すると、
出張にはかなりの確率でお義母さんが来ていたことを告白。
「心配だから来るっていうし、仕事の邪魔をしないなら、別にいいかと思ってた」と……。
さらに「里砂子に言ったら、ズルいって思われそうだから、言えなかった」とも……。
里砂子さんは、それを聞いて自分の気持ちの中で、
何かが、スーッと引いていくのを感じたと言います。
里砂子さんは、「浮気じゃなかったし、今すぐに離婚の決断はしないけれど、気持ちが悪い」
そう感じたそうです。
母親を大切にする事は、大変すばらしいことです。
しかし、それが度を過ぎている場合、他人から見て「おかしい」と感じてしまうことも。
今回の仕事の出張への同行は明らかに度が過ぎています。
慎太さん親子はそれに早く気が付いて、里砂子さんに愛想をつかされないうちに、
母・息子ともに、自立してほしいですね。
(2018.11.30)