借金が終わるまでは変化しない生活に
夫婦になったとはいえ、お財布も別、セックスレスなど、同棲時代とほぼ生活が変わらないことに、
裕規子さんは不満を持っていました。
しかし、借金の返済が終わらない事には何も変わらないと、裕規子さんは分かっていたので、
義紀さんにある提案をしました。
「私の貯金を使ってもいいから、とりあえずいったん借金を返さない?
夫婦になったんだから、お金も2人で貯めて行こうよ」
しかし、「そこは自分でどうにかする」と言って、裕規子さんの提案を拒否しました。
相変わらず日曜日にふらりと出かけて夜まで帰ってこない義紀さんを、裕規子さんは疑い、
友人に相談すると「早く借金返すためにバイトしてるんじゃない?」と言われ、
裕規子さんはますます、追及しづらくなっていました。
借金でもバイトでもなかった……
しかし、ある連休にまたふらりと家を出たままの義紀さんから
「ちょっと今日は友達の家に泊るから」と連絡が・・・
その「泊まる」という言葉で、裕規子さんの中でのバイト説は消え、今度は浮気疑惑が浮上してきました。
そう考えると、セックスレスについても、お財布を別にしたがることも全てつじつまが合う……
裕規子さんは、自分で証拠探しをしましたが、決定的な証拠を見つけることができず、
浮気相手のことを知りたいと弁護士の無料相談に行きました。
そこで、探偵のことを教えてもらい、裕規子さんは探偵に浮気調査を依頼することに。
調査の結果、裕規子さんの予想通り、義紀さんは浮気をしていました。
しかもその浮気の相手は、義紀さんが勤める英会話教室に来ている学生(18歳)だったのです。
裕規子さんは、義紀さんの浮気相手が生徒で、しかも未成年ということに大きなショックを受ました。
そして、盛り上がっている2人を別れさせるにはどうしたらいいのか
弁護士に相談に行きました。
相手が学生で支払い能力が無く、慰謝料に関しては期待できなかった為、
親を交えて話をし、親に示談金の要求をして、別れる約束をさせるそうです。
そして義紀さんには、全て知っていることを知らせ、
彼女と別れて、退職、または異動願いを出す事を約束させました。
その後、裕規子さんは彼女の両親から示談金をもらい、義紀さんは仕事を退職したそうです。
裕規子さんは、離婚する事も考えてはいるそうですが、
長い付き合いなのでもう少し様子を見たい、と言っていました。
最も義紀さんを理解している妻を裏切り、未成年の生徒に手を出していた義紀さん……。
これからの生活で、裕規子さんに愛想をつかされないように、しっかり償っていってほしいですね。
(2018.12.04)