それでも夫が好きな妻は
別居してからの成佳さんは、子どもの写真を送ったり、
亨さんの体や、食事の心配をしたりマメに連絡を入れて、
また家族で一緒に住める日を待ち望んでいました。
しかし、別居して2か月が経つ頃、亨さんから離婚届けが送られてきました。
「このまま結婚生活を続けていくことが想像できない」と言う亨さんに、
成佳さんはどうにか考え直してほしいとお願いしましたが、
亨さんは聞く耳を持ってはくれませんでした。
そして、インターネットで見つけた「復縁屋」に相談をしてお願いをすることに。
「復縁屋」に動いてもらった所、なんと亨さんは浮気をしていました。
復縁するには、浮気相手と別れさすことが先決となりましたが、
費用面でどうしても折り合いが合わず、それ以上は断念することに。
亨さんは相変わらず離婚を希望していて、連絡が来るときは「離婚届け書いた?」など、
離婚に関する催促だけでした。
両親はには「そんな無責任な亨さんとは、養育費と慰謝料をきちんともらって、離婚をすべき」と言われ、
再構築を願う成佳さんに、相談できる人は誰もいませんでした。
再構築に向けて動き始める
なんとか浮気相手と別れてほしいと思う成佳さんは、弁護士に相談することに。
弁護士から「浮気の証拠があれば、相手に慰謝料の請求ができる」
「不貞をしている側からの離婚の要求はできなくなる」と聞き、
探偵に浮気調査を依頼することにしました。
調査の結果、亨さんの浮気の証拠はすぐに押さえることができました。
亨さんは、彼女の家で浮気を繰り返していて、宿泊をして朝帰ってくることもありました。
成佳さんは、彼女に慰謝料を請求して、亨さんと別れてもらうように話をするそうです。
亨さんには、「離婚はしない」と改めて伝え、子どもを連れて家に帰りたいと言っていました。
亨さんは、不倫をしていた以上自分から離婚を申し出ることは出来ません。
更には、不倫相手とも別れることになるでしょう。
本当に大切なものは何か、しっかり思い出して、
成佳さんが受け入れてくれるうちに、再構築する努力をしてほしいですね。
(2018.12.12)