性格の不一致が離婚理由だったはずが……離婚直前で嘘を暴いた妻の話 男と女のトラブル
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妊娠をして変わったこと

妊娠しても、友人の多い佳果さんの家には頻繁に友人が訪ねて来ていて、
表向きは相変わらずでしたが、実は佳果さんにはある心境の変化が起きていたのです。
それは「食事」に対する思い。
これまでは「居酒屋ご飯最高! ビールにから揚げ、タバコ大好き!」な佳果さんでしたが
妊娠してお酒とたばこを止めてから、「健康にいい食事」にこだわり始めていたのです。
すると料理の腕もめきめきと上達。佳果さんはいつしか正一郎さんにも
「おうちごはん」を食べて欲しいと思うようになりました。
その結果「帰る時間が分かったら連絡して」と、毎日の連絡を強要するように。
さらに正一郎さんの外食が続くと「え? なんで? ちょっと多くない?」と
嫌な顔をするようになりました。

正一郎さんは、そんな佳果さんを面倒臭がるようになり、
佳果さんもそれを察してか、子どもが産まれてからは家に友人を集めるママ友とのランチ会で
その欲求を満たすようになりました。
表面的には波風が立っているようには見えませんでしたが、
お互い交際していた時とは全く違う「放任主義」になっていました。

性格の不一致で離婚?

子どもが中学校に上がると同時に正一郎さんから
「俺達、あまりにも性格が合わない。もう無理だ、離婚したい」と告げられました。
夫婦の寝室は別、食事も一緒にとることはほとんど無く、
「子どもがいるから繋がっている」と佳果さんもまた、そう感じていました。
今後のことを考えると不安でしたが「仕方がない。もう、どうにもならない」と離婚を受け入れることを決意。
離婚へ向けて、準備を始めました。

しかし、友人から「浮気の心配ないの?」と問われ、心境は一変します。
今まで浮気のことなど考えたこともなかった佳果さんですが、考えてみれば既婚者にしては自由な生活を送っているほう……。
夜に遊びに出ていることの多い正一郎さんには、
浮気をしようと思えばいくらでもそのチャンスがあったのです。
そして佳果さんは正一郎さんの行動や持ち物をこっそりチェックするように。
すると、「浮気」を感じさせるものがいくつも出てきたのです。
性格の不一致で離婚したいと言っていたけど、
本当は浮気相手と一緒になろうとしているのかもしれない……と佳果さんは考えましたが、
既に離婚の承諾をしてしまったし、今更その事実を知ったところで離婚はもう決まっていること。
佳果さんは「もう、どうにも出来ないのかな」と、友人に相談しました。
すると友人は「それなら証拠を取って、徹底的に有利に離婚してやろう!」と、
探偵に相談に行く事を薦めてくれたのです。そして、探偵に浮気調査を依頼することに。

調査の結果、正一郎さんはある女性と毎日会い、男友達との飲み会にも連れて行っていました。
さらにホテルやその女性の家に立ち寄る姿の証拠もとることができました。
佳果さんはその報告書を見て「むかつきますね」と言っていました。
そして、
「正一郎とこの女から、取れるだけの慰謝料を請求します。あと、正一郎とこの女にはそれ相応の償いをしてもらいます」と言っていました。

正一郎さんは「円満に離婚をできる」と思っているかもしれませんが、そんな甘い話では終わりません。
浮気をした制裁をしっかり受けて欲しいですね。

(2019.03.20)

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