こんにちは。らむねです。
厚生労働省のデータによると、約8割のシングルマザーが養育費の不払いを経験。
母子世帯になってからの年数が長いほど、
養育費をもらえなくなってしまっている人が多いようです。
養育費は子どもが持つ権利なので、この数字はあまりにも高すぎると思います。
今回はその養育費に関するお話です。
養育費の未払いを過去にさかのぼって請求したい! 逃げた元夫をつかまえる方法
岩井璃子さん(48歳)は夫と別れて9年目のシングルマザー。14歳と17歳の子どもが2人います。
来年には2人とも受験を控えています。
夫からの養育費は離婚後1年ほどで支払われなくなり、
以来、璃子さんの両親の力を借りながらどうにか親子3人で生活をしてきました。
最初は連絡をして催促していましたが、そのうちに携帯が通じなくなり、
住んでいた場所も仕事先も変わってしまったようで、
連絡が取れなくなってしまい泣き寝入りせざるを得ませんでした。
その分璃子さんは、金銭面で子供たちに不自由な思いをさせないようにと一生懸命働き、
そんな母親の姿を見てきた子供たちは、勉強もスポーツも人一倍頑張り、気持ちの優しい子に成長しました。
親思いの子どもたちの夢
下の息子は小さなころから野球チームに入り、エースとして活躍。
「将来は野球選手になって、お母さんを楽にさせてあげたい」
と小学校の文集に書いてくれたとおり、中学でも野球を続け、めきめきと成長していました。
そんな息子が野球の名門である私立高校に入りたいと言い出しました。
自分でもいろいろ調べているようで、お金に関することも「将来絶対に返すから」と。
志望校も具体的に決めているようでした。
璃子さんは息子の将来の夢を金銭的な理由であきらめさせることはしたくありませんでした。
しかし、上の娘も「看護師になりたい」と看護学校への進学を希望しており、
奨学金制度を利用するといえども、1度に受験が重なることに、大きな不安を抱えていました。
受験のために行く塾の費用の事も考えると、この2年で大きなお金が必要なことは明らかでした。
璃子さんは今までコツコツと貯金をしてきましたが、
それだけでは足りないかもしれないという不安に陥っていました。
そこで、滞ってしまった夫からの養育費を、きちんと支払ってもらうことは出来ないかと考え始めました。
不払いの養育費の回収はできる?
(2018.06.28)