会社への借金を月々1万円ずつ返済する従業員。返済前に退職したくなったらどうする? その他のトラブル
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こんにちは。らむねです。
どんな関係であっても金銭の貸し借りは、しないに越した事はありません。
しかし、やむを得ない事情や、お互いが納得している場合もありますよね。
そして借りたお金を返すのは当然の事です。特にそのお金によって自分が助かった場合、
お金を貸してくれた人を裏切るような事をしてはいけません。
今回は、そんな好意的にお金を貸した貸主と借主のお話です。

会社への借金を月々1万円ずつ返済する従業員。返済前に退職したくなったらどうする?

山田文貴さん(66歳)は、運送業者の社長。中小企業ではありますが自社でトラックを保有して、
大きな企業との取引もある、地元では有名な運送会社です。

西原寿史さん(31歳)は入社7年目の社員。
大阪の大学を卒業した後、地元に戻らず就職した西原さんは、人間関係で悩み1年弱で退社。
地元に戻り、職人仕事やバイトを渡り歩く等して、ふらふらしていましたが、
飲み屋で知り会った山田さんに気に入られ、山田さんの会社で働く事になりました。

一人でトラックに荷物を運ぶ運送業の仕事は、西原さんの性分にぴったりでした。
一生懸命仕事に取り組み、真面目な西原さんは取引先からの評判も上々でした。
そんな西原さんは山田さんにとって
「俺はお前は出来るやつだと、一目見た時から思ってたんだよ」と自慢の社員でした。

仕事中に事故を起こして

ある日、西原さんは仕事中に事故を起こしてしまいます。
高速道路を走行中動物が飛び出して来て、それに驚いた西原さんはハンドル操作を誤り、
5台を巻き込む追突事故を起こしてしまったのです。
自社・相手車両の破損と、取引先の商品の破損、責任、怪我による欠勤……
被害総額は相当な額になりました。
全てを保険で賄える訳ではなく、それ以外の賠償金は
会社の「社員の過失の事故は社員が20%負担」という規定のもと、
西原さんに120万円の請求をする事になったのです。

頑張っていた社員が起こした事故と、多額の請求額……これからどうなる?

(2019.03.08)

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