こんにちは。らむねです。
高齢の親が、中高年の引きこもり状態にある子供と同居したまま社会から孤立、困窮してしまうことが
8050問題などと呼ばれ社会問題にもなっています。
親がどうにかできているうちはまだいいのですが、
そうはいかない現状に危機感を感じている親子が多いそうです。
今回はそんな家族のお話です。
高齢者の親に中年の引きこもり息子……行く末はどうなる?
都築かをりさんは、現在70歳。夫は病気で入院中です。
かをりさんには2人の子どもがいます。長女は結婚をしていて
遠方で3人の子どもと暮らし。
年に1回程度、孫の顔を見せに帰ってくる程度で、
実家に頼ってくることはありません。
しかし、長男の敏和さん(46歳)は昔から仕事が続かず、
借金や家賃の延滞などだらしないところがありました。仕事も何をしているかわからず、
5年前に家賃が払えなくなったと実家に戻って来てからは
一度も働かず、ほぼ1日中自分の部屋に引きこもっている状態……。
ご飯もかをりさんが部屋まで運ばされていました。
かをりさん夫婦は年金生活で
夫の入院費や生活費は、これまで貯めてきた貯金を切り崩して賄っていました。
健康で働くことのできる敏和さんに「少しお金を家に入れて欲しい」と何度かお願いしましたが、
お金の話や仕事の話になると激高して怒るため、
いつの間にかかをりさんは、必要最低限の会話しかしなくなってしまいました。
引きこもりの息子に何もできない親
同じ家の中にいるのにほぼ顔を合わせない日々が続き、
定期的にタバコや日用品などのほしいものをメモで渡され、かをりさんが買いに行かされていました。
近所の人は敏和さんが帰って来ているとは知らない状況の中、
かをりさん自身も息子が帰って来ていることを誰にも言えずにいました。
しかし、ここ1か前くらいから敏和さんが今までとは違う行動をとり始めます。
夜中に敏和さんが自転車でどこかへ出かけるようになったのです。
引きこもりの敏和さんが、夜な夜な通っているところとは?
(2018.08.01)