忽然と姿を消した妻と子ども
ある日仕事から帰ると家の中は真っ暗、人の気配がありませんでした。
(この時間、久美子と子どもたちはリビングでゆっくりしているかお風呂に入っているはず……連絡もなしに家にいないなんて何かあった!?)
私は全身の血がサーっと引くのを感じ、慌てて家中の電気をつけて寝室からトイレまで探しました。そしてそこで服や化粧品、学校関係の道具一式が全て無くなっていることに気が付いたのです。
私はすぐに妻の携帯電話に連絡を入れましたが、何度かけても繋がらず……。
(もしかして実家に帰った?)と、妻の両親に連絡を入れると「子どもを連れていなくなるなんて、どうなっているの? 早く警察に届けないと!」と何も知らない様子で慌てていました。
私は急いで警察に失踪届を出しに行き、その日は一睡もできませんでした。
翌日会社を休んで子どもの学校にも行ってみましたが、「夏休みまでお休みする」と連絡が入っていたことが分かりました。
家に帰って(妻と子どもがいる場所の手掛かりになるものはないか)と部屋の中を探していると、家族のお金として貯めていた貯金通帳がないことに気が付きました。
(たしか300万円はあったはず……)私は状況が全く飲みこめませんでした。
昨日の朝までは普通だった「家族との生活」を思い出しては(妻のやりたいことをもっと尊重していれば)(子育てにもっと協力しれいれば)……と自分を責め、妻と子どものことを考えると心配で食事ものどを通りませんでした。そして考え悩んだ結果探偵に人探し調査を依頼することにしました。
すべてが計画とおりに?
調査の結果、信じられないことが分かりました。
なんと妻と子どもは、見知らぬ男性と一緒に暮らしていたのです。
報告書には、妻が当たり前のようにその家のベランダで家族分の洗濯物を干しているところや、男性とスーパーで買物をしている写真がありました。しかも、子どもたちをその学区の学校に通わせるための転校手続きを進めていることも分かりました。
調査の結果、信じられないことが分かりました。
なんと妻と子どもは、見知らぬ男性と一緒に暮らしていたのです。
報告書には、妻が当たり前のようにその家のベランダで家族分の洗濯物を干しているところや、男性とスーパーで買物をしている写真がありました。しかも、子どもたちをその学区の学校に通わせるための転校手続きを進めていることも分かりました。
どんな理由があろうとどんなに入念に準備をしようと、不倫は許されるものではありません。今回の久美子さんがしたことは子どもを巻き込んだ、許されない行動です。
久美子さんがこのあとのことをどう考えていたのかは分かりませんが、原則として「不貞をした側」から離婚請求はできません。久美子さんは間もなく自分がしたことの代償の大きさに気付かされることでしょう。
(2018.08.03)