こんにちは。らむねです。
両親は共働きで帰りが遅い、子どもは部活や塾などがあり、
同じ家に住んでいてもそれぞれ生活スタイルは様々で、家族と顔を合わさない日もあるようです。
近くにいるのに遠い存在・・・。今回はそんな家族のお話です。
フルタイム勤務の両親とその息子……顔を合わせることが少ない家族の問題点
浜田徳二さん(46歳)・悦子さん(46歳)夫婦は、一人息子の凛久君(14歳)と3人家族でマンション暮らし。
悦子さんは凛久君が保育園に通い出したころに職場復帰。
そして、小学校4年生にあがってからはフルタイム勤務に切り替えて働いています。
凛久君は低学年の頃は放課後は学童に通っていましたが、
高学年になってからは週に2回塾に行き、
それ以外の日は家でひとり、
Youtubeなどの動画配信サービスを見たり、
ゲーム等をして過ごしていました。
悦子さんは、凛久君が小さな頃は一緒に晩御飯を食べようと帰ってきましたが、
仕事が忙しい徳二さんは、家でご飯を食べることはほとんどなく、
3人揃って食卓を囲むことはありませんでした。
しかし、悦子さんがフルタイム勤務になってからの凛久君は、
用意してあるものを冷蔵庫から出して食べるか、
食費として朝もらったお金で好きなものを買って、ひとりで食事をするような生活に。
家族が顔を合わせるのは、朝の短い時間だけでした。
思春期だから……仕方がない?
せめて休日だけでも凛久君としっかりコミュニケーションを取ろうと悦子さんは努力していましたが、
中学生になり思春期の凛久君は何を聞いても「ああ」「うん」と、面倒くさそうに・・・。
食事の時に部屋から出てきても、
何も喋らず食事を終えるとまたすぐに部屋へ戻ってしまうようになっていました。
悦子さんは、凛久君が学校でどのような生活を送っているのか、
進路について先生とどんな話をしているのか、
自分ではどう考えているかなどいろいろ話を聞きたかったのですが、
平日は悦子さん自身の時間もなく、
言葉少ない凛久君のことは「思春期の男の子だし……。」と、
心のどこかで言い訳を探し、問題を先送りにしてしまっていました。
そして、ある日事件は起こります
(2018.09.07)