音信不通になった息子の真意は? 生存が確認されてさえいれば放っておいてもOK? 家族のトラブル
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出来上がった家族の形

和美さんと連絡が取れなくなって7年。
家族は、安彦さんと連絡の取れない生活に慣れてしまっていました。
安彦さんの弟には子どもが2人産まれ、和美さんの家から電車で20分程度の距離に家を買い、
孫たちも「じいじとばあば」の家によく遊びに来てくれる、平穏な日々・・・。
そんな「安彦さんのいない家族のカタチ」が出来上がっていました。

和美さんは、家族のイベントや盆暮れ正月には、安彦さんにも連絡をしていましたが、
安彦さんから連絡がくることはありませんでした。

和美さんの夫・安彦さんの父に癌が見つかった時も、まずは電話をして、留守番電話を入れました。
そしてラインにも「お父さんに癌が見つかりました。一度話をしたいです」と連絡を入れました。
しかし、安彦さんからの返信はなく……。

病気が悪化する前に会いに来てほしい

一度、安彦さんの弟に、マンションを見に行ってもらいましたが、
安彦さんが部屋にいる様子はなく、会う事は出来ませんでした。
和美さんの夫の病状は決して良いとは言えない状況。
どうしても安彦さんにお見舞いに来てほしいと思った和美さんは、
探偵に安彦さんの所在調査を依頼することにしました。

調査の結果、和美さんたちが住んでいると思っているマンションに、安彦さんは住んでいませんでした。
名義や荷物はそのままで、ローンも滞りなく払い続けられていましたが、
安彦さん自身は、地方で長いこと「住み込み」の仕事をしていることが分かりました。
そこでは「身寄りがない」ことになっていて、出身地も偽っているようでした。
和美さんは安彦さんの写真を見て「外見は太って、服の趣味も変わって・・・まるで別人みたい」と
言っていました。

和美さんは、安彦さんに居場所がわかっていることを伝えるラインを送り、
もし返事がなければ会いに行くと伝えたそうです。
すると、すぐに返信が来てラインのやり取りの中で、どうにか会うことを承諾してくれたそうです。
和美さんは「今回、安彦さんには家族と会って欲しい、ちゃんと話がしたい」と言っていました。

全てが嫌になった時、過去を断ち切り別人として人生をやり直そう……
そう思う人もいるでしょう。前向きに新たな人生を考える事は大切なことです。
しかし、どんなに偽りの人生を送っても、家族や兄弟は唯一無二の存在。

本当の意味で新しい人生を踏み出すためにも、家族とは一度きちんと話し合う必要がありそうですね。

(2018.10.23)

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