こんにちは。らむねです。
家族間でトラブルが起きたとき、自分たちでは手に負えない場合があります。
しかし、警察に相談しても「法律は家庭に入らず」と、
家族間のことは、「民事不介入」と言われてしまうことが多いようです。
しかし、家族間だからこそ、きちんとしておかなければならないこともありますよね。
今回は、そんな家族のお話です。
兄弟で親の面倒を見ているはずが!? 弟が母に近づいた理由は、〇〇をするためだった!
青柳民男さん(55歳)は、10年前に離婚をして以来母(80歳)と2人暮らし。
父の代から続く不動産会社を継いでいます。
同じ会社で事務を担当している民男さんの弟・智久さん(53歳)は、実家の敷地内に家を建てて住んでいましたが、
智久さんは若い頃からギャンブル癖があり、
それが原因で現在妻とは家庭内別居の形になっていました。
父が他界した後は、主に民男さんと智久さんで仕事を回していましたが、
もともと仲の良い兄弟ではなかったので、仕事以外で関わることは皆無。
母の誕生日やお正月に実家に顔を出す以外は、隣に住んでいながらも、
ほとんど付き合いはありませんでした。
智久さんに家庭内別居中の妻の話を聞いても何も話さないので、
「仕事さえきちんとしてくれるならそれでいい」と、
民男さんは割り切った兄弟付き合いを送っていました。
付き添いや買い物に付きあうように
母に認知症の初期症状が出てから、智久さんは実家に顔を出すことが多くなりました。
智久さんは民男さんに「母ちゃんの世話、俺もやるから」と言い、
民男さんは、そんな智久さんの気持ちをうれしく受け入れていました。
智久さんは母と一緒に買い物に行ったり、病院に連れて行ったり、毎日ではありませんでしたが、
母の予定を聞いては「次は俺行けるよ」と声をかけてくれるように。
しかし、その智久さんの行動にはある思惑があったのです。まだ、民男さんが気付いていない思惑とは?
(2019.04.02)